内容説明
本書は『労働関係法の国際的潮流』と題しているが、花見忠教授の古稀を祝賀して編まれた記念論文集である。花見教授は2000年2月にめでたく古稀を迎えられるが、この間期せずして後輩や門下生の間から記念論文集の計画が提案され、このような運びとなったものである。論文は「雇用平等及び労働環境法」と「雇用政策と労働法の新潮流」の2部にまとめられているが、全体としては雇用保障、雇用平等、災害補償、紛争処理、労使関係など広い領域に及んでいる。もちろん、これらの領域は、花見教授のこれまでの研究関心と無関係ではない。
目次
A 雇用平等及び労働環境法(セクシュアル・ハラスメントと使用者の責任;日本との比較で見る東・東南アジアの女子労働の現状と法制度;イタリアにおける雇用平等の展開と現状;健康配慮義務に関する一考察 ほか)
B 雇用政策と労働法の新潮流(米国企業における苦情処理ADRと社内オンブズパーソン;裁判所の論理・労働委員会の論理―JRバッジ事件の場合;Re‐examination of Employment Security in Japan in Light of Socio‐economic Structural Changes;Guidelines for Multinational Enterprises,Forever? ほか)
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