内容説明
「身分から契約へ」の理念を基本視点にすえた労働契約論。「労働関係が果して『契約』なのか、もし『契約』でないとすれば、それは『身分』なのかがもう一度問われねばならない。」多様化・流動化著しい現況を照射する労働契約論の古典。
目次
第4部 人事・懲戒処分・解雇(人事権の法的構成―特に配転命令に関連して;解雇の自由と解雇権の濫用;企業間人事移動に伴う法的問題;就業規則の運用をめぐる問題;業務外の非行と懲戒処分;判例研究)
第5部 雇用平等へのアプローチ(思想・信条による差別;女子労働者の差別的取扱い;判例研究)
第6部 定年退職後の高齢者の就労政策(高齢者の就業制度としての高齢者事業団制度;シルバー人材センター制度の法的問題;判例研究)
著者等紹介
秋田成就[アキタジョウジュ]
1922年出生。1947年東京大学法学部卒業。1950年東京大学助手。1957年法政大学社会学部助教授。1961年法政大学社会学部教授。現在、法政大学名誉教授、法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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