内容説明
本書には和解や仲裁を中心に一部を除くと比較的若い頃に著者が書いたものが収められている。巻頭の和解判決の論文は処女作というべきもので、その後の和解の比較法研究を通じて、和解に既判力を認めるという当時の通説に対する疑問は確信に変わっていく。
目次
第1部 和解(アメリカにおける和解判決(Consent Judgment)の効力
比較法的に見た訴訟上の和解
書評・石川明「訴訟上の和解の研究」 ほか)
第2部 仲裁(消費者紛争と仲裁;イギリスにおける仲裁;スウェーデンおよびデンマークにおける仲裁の実態 ほか)
第3部 国際取引紛争と国際仲裁(ヨーロッパの仲裁とワルシャワの世界仲裁会議;多数当事者間の国際商事仲裁;環太平洋地区紛争処理サンフランシスコ会議 ほか)