内容説明
民法学の堅牢な基礎の上に社会保障法を考える西原法学に、ヒューマニストの思想をみる。これに共鳴する様々な分野を専門とする執筆陣による民法学論文集。
目次
期待権論序説
無能力者の詐術再論
集合債権譲渡担保再考―予約型をめぐる最近の判例を契機として
貸金業法四三条の無力化に向けて
カナダにおける擬制信託と不当利得
サブリース契約について
将来給付判決の修正による既判力の相対化―定期金賠償判決を中心に
損害額算定における中間利息控除の意義に関する一考察
フィクションによるプライバシーの侵害
損害への被害者の関与―特に治療態度について〔ほか〕