出版社内容情報
タスクフォースX。またの名をスーサイド・スクワッド。彼らは減刑を条件に米政府の汚れ仕事を担う、スーパーヴィランによる隠密部隊だ。スーパーテロリスト集団“レボリューショナリーズ”を討伐する任務を与えられたスーサイド・スクワッドの面々は、激しい戦闘の中で次々に命を落としていく。実はこの作戦の真の目的は、戦いを生き残ったメンバーで新たなチームを作り上げることだった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vaudou
6
自分たちは安全地帯にいながらにして、罪人達を戦争の道具として利用する。国家（アメリカ）の暴走への徹底したアンチテーゼに貫かれていて読後感は大変気持ちが良い。ジャスティスリーグへの公開説教とかがアメリカの介入政策への文句として正論すぎるんだよなー。タスクフォースXからレボリュショナリーズへとならず者集団の世代交代が激しい殺し合いの中で描かれるのも良いが、デッドショットのマスクをハーレイが被る友情の継承はなによりアツい。それと結局、ブーメランは命拾いしたのだろうか？2021/08/28
fap
0
面白い。 所々に挟まれたベタなやり取りもいい。 もう君たちが主人公でいいんじゃないかな。 と思ったらメンバー入れ替えイベントだった。 そうなるとシリーズ開始当初の悲壮な状況を笑い飛ばすほどのタフなメンバーが集って云々 といった設定がシナリオライターの手によってひっくり返されたことになるわけで。 ほんとにアメコミの世界ってやつは先が読めない。 2021/09/01
brzbb
0
ジャスティス・リーグにアメリカの偽善について説教できちゃう痛快さ。人も超人も死にまくるんだけど、ギャグもいい温度で入って陰惨になりすぎず、読み心地よかった。痛快な"革命"の物語だった。2021/08/22
