ＳｈｏＰｒｏ Ｂｏｏｋｓ ＤＣ ｃｏｍｉｃｓ ジョーカー （新装版）

アザレロ，ブライアン【作】〈Ａｚｚａｒｅｌｌｏ，Ｂｒｉａｎ〉/ベルメホ，リー【画】〈Ｂｅｒｍｅｊｏ，Ｌｅｅ〉/高木 亮【訳】

小学館集英社プロダクション（2018/12発売）

• サイズ B5判／ページ数 126p／高さ 26cm
• 商品コード 9784796877626
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

出版社内容情報

「あのジョーカーがアーカム・アサイラムから釈放される」。衝撃的なニュースがゴッサムシティの街を駆け巡った。かつてはゴッサムシティの闇社会の帝王として君臨していたジョーカーだったが、彼が不在の間に、他のマフィアたちはジョーカーの縄張りを山分けし、我がもの顔で支配していた。ジョーカーに憧れ、彼の下で働きはじめた青二才のチンピラ、ジョニー・フロストは、やがて縄張りを取り戻すべく、残忍なやり方で次々とマフィアたちを始末していくジョーカーの狂気と混沌を目の当たりにする……。

ブライアン・アザレロ［ブライアン アザレロ］
著・文・その他

リー・ベルメホ［リー ベルメホ］
イラスト

高木 亮［タカギ アキラ］
翻訳

内容説明

ついにアーカム、アサイラムを出所したジョーカー。…ヤツはかつてないほどの流血を求めていた。ゴッサムシティに戦慄が走る時、狂気と混沌に満ちた復讐劇が幕を開ける…。衝撃のクライム・ノワール、装いも新たに、日本再上陸！

著者等紹介

アザレロ，ブライアン［アザレロ，ブライアン］ ［Ａｚｚａｒｅｌｌｏ，Ｂｒｉａｎ］
１９９０年代半ばにコミック・ライターとしてデビュー。コミック情報誌『ウィザード』が選んだ人気ライター・ベスト１０にランク・インしたこともあり、エンターテインメント・ウィークリー誌、ギア誌、シカゴ・トリビューン紙など多くの雑誌や新聞でも紹介された最も注目すべきコミック・ライターの一人である

ベルメホ，リー［ベルメホ，リー］ ［Ｂｅｒｍｅｊｏ，Ｌｅｅ］
１９９７年、１９歳の時にサンディエゴのワイルドストーム・スタジオでイラストを描きはじめる。２００３年以降、イタリアに移住

高木亮［タカギアキラ］
１９６７年生まれ。三重県出身。訳書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[神太郎]

パッケージが少し安っぽくなったんですが値段も下がりお求めやすくはなった。ベルメホ氏の絵は本当に現実的でスタイリッシュで好きなんですよね。時に美しく時に醜悪に。ジョーカーについて掘り下げた物語。ジョニー・フロストという小悪党の目線から彼について語る。ただ、派手かと言われればそんなことはなくどこか退廃的でローテンションに物語を運んでるため少し退屈に思える人もいるかも。DCの得意とするダークなテイスト。

2022/03/08

[コリエル]

アサイラムから出獄したジョーカーが、自身の不在の間にゴッサムで好き放題していた元部下達を相手にネジを巻き直す話。無敵で何にも囚われない彼に使い走りのチンピラは憧れを抱くが、無謬であるということは理解を超えた恐怖と同義なのだということに気付き始める。彼の前に敵は無くまた味方もいない。ただバットマンがいるだけ。

2024/09/29

[ケレット]

あまりにクール。 最高だった。最高の上に超がつき、その上にヤバがつき、さらに激がつくほどだった。そして激の上にマジがつく。 唯一の欠点はおっぱいを隠してるところ。他はハードなのに、そこはぬるさを感じるんだよな！

2019/09/07

[ベック]

ヒース・レジャーのジョーカーがここにいた！

2023/03/02

[∃.狂茶党]

現実的に描くがゆえに、本書のジョーカーは至ってまともであり、微塵も狂っていない。 極端ではあるものの、概ね合理的に動いている。 そして、あまり笑わない。 つまらなくはないのだが、 漫画的であることを避けたことがいけないのだと思う。 語り的がリアルな小悪党でしかないのも良くない。 漫画的、つまりデフォルメされた世界でしか語れないものがある、 残念ながら、本書はその魔術的領域を、放棄したがゆえに厚みを欠いたものになっている。 ただとてもわかりやすいので、初めてアメコミを読むにはいいかもしれない。

2021/07/12