出版社内容情報
ゴッサムシティ、クリスマス・イヴの夜――。最大の宿敵を追い求め、闇の騎士は凍てついたゴッサムシティを駆け抜ける。だが、奇妙な出来事が次々と起こり、ついには彼の魂そのものが存亡の危機に晒されていく……。かつての相棒ロビンの幻影、キャットウーマン、スーパーマン、そしてジョーカー。彼らと出会うなかでバットマンは何を得たのだろうか――。異能の絵師リー・ベルメホが魅せる極致! バットマン史上最も心が温まる物語。
リー・ベルメホ[リー ベルメホ]
著・文・その他/イラスト
高木 亮[タカギ アキラ]
翻訳
内容説明
クリスマス・イヴの夜―。最大の宿敵を追い求め、闇の騎士は凍てついたゴッサムシティを駆け抜ける。だが、奇妙な出来事が次々と起こり、ついには彼の魂そのものが存亡の危機に晒されていく…。異能の絵師リー・ベルメホが魅せる極致!装いも新たに、日本再上陸!
著者等紹介
ベルメホ,リー[ベルメホ,リー] [Bermejo,Lee]
コミック・アーティスト。1997年、19歳の時にサンディエゴのワイルドストーム・スタジオでイラストを描きはじめる。2003年、イタリアに移住
高木亮[タカギアキラ]
1967年生まれ。三重県出身。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サケ太
16
バットマン版『クリスマス・キャロル』。怪物たちと闘う度に傷ついた男は、自分も怪物になっていることに自覚的だった。己の目的のために周囲を顧みず、進み続けた男。闘いを永遠のものと諦めた男。そんな男の前に現れた三人の幽霊。父から聞いた話という形で息子に語られるクリスマスの物語。“人は変われるって信じることだ”これが全てで、これが結末だと思う。美麗なアートは勿論のこと、一人の男の奇跡的な変化を描きながらも、これはヒーローの物語なのだ。ヒーローを取り戻す物語なのだ。2018/12/09
不識庵
6
人生はなかなか厳しく明るい展望も忘れがちである。再び気づくためには他者の力が必要か。Gotham City版 Xmas Carolである。2021/08/07
リチャード
0
想像以上にクリスマス・キャロルそのままな内容だったけど、バットマンの物語として完璧にハマっていた。リー・ベルメホの超絶アートもあわせて面白かった。2020/11/01
fap
0
日本人としてはあまり馴染み深い題材ではないのだが、海の向こうでは普通に知られている物語だった模様。 過去と現在に向き合い、未来と出会って復活する話。 それにつけても護衛もなしに末端の手下のもとに集金に向かうジョーカーの身軽さよ。 大も小も高も低も関係なく、ジョークを楽しんでいるのだろう。 2018/12/24