内容説明
すべてが白と黒にはっきりと分けられるわけじゃない。ガンマ爆弾の放射線を浴びて、ブルース・バナーの人生は一変した。その瞬間、地上最強の生物インクレディブル・ハルクが生まれたのだ。だが、どれだけ力を増しても、彼の心は宿敵サンダーボルト・ロス将軍の娘であるベティを忘れられなかった…。ハルクのオリジンが語られ、ブルース・バナーに対する我々の視点を永久に変えることになる秘密が明らかにされる!
著者等紹介
ローブ,ジェフ[ローブ,ジェフ] [Loeb,Jeph]
脚本家やプロデューサーとして、テレビドラマ、映画など、数多くの作品を手掛けるベテラン。コミックのライターとしても、アイズナー賞を何度も受賞した。現在はマーベル・コミックスのテレビ部門を取り仕切っている
セイル,ティム[セイル,ティム] [Sale,Tim]
ジェフ・ローブとの四半世紀を超える共作でとくに知られるアーティスト。マーベル・コミックス、DCコミックスなどで活躍
中沢俊介[ナカザワシュンスケ]
翻訳家、ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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吉田あや
56
緑になる前のグレイなオリジンハルク。絵柄、配色ともにクールでとにかく格好いい。大量のガンマ放射線を浴びた結果、巨人ハルクへと変身する体質になってしまい、変身すると自分を制御することはほぼ無理となってしまうハルクは、意図せずに不幸な結果を呼び込んでしまうところが哀しく切ない。大きな力を持つ者に大きな影はつきまとい、孤高のヒーローが帯びる影にいつの日も人は魅了される。マーベルのヒーローは人並外れた力を持ちながらも人間臭く、どのシリーズも惹き込まれる。2018/06/22
funa1g
1
まさかのあの人が最高にかっこいいアートで登場2018/05/17
fap
0
古くて太い。 二重人格で暴力を体現せしめる逃亡者が権力者に追われる話。 絵柄のせいか、話に救いがない。 尋常ならざる脚力で空を飛ぶ描写はギャグに見えるが、シリアスな展開に笑いが引っ込んだ。2017/12/29
Myrmidon
0
うーん、あんまり面白く感じなかったなあ。同じカラー・シリーズのキャップやスパイディと比べて、ハルクは特に好きでもないからかも。或いは、ベティ、ロス将軍に加えてレナード・サムソンと、中心的なキャラが多くて散漫な印象あったためかも。2017/11/29