内容説明
『孫子』とは古代中国の思想家、孫武の作とされる、古今東西で兵法書のなかでももっとも著名なものの一つである…が、ここで1つ問題が発生。ひょんなことからタイムスリップしたデッドプールが、『孫子』のテキストを盗み出しベストセラー作家になって大もうけしようと企んだのだ!しかしそうは問屋が卸さない。現代の出版社に持ち込んだところ、「売れるためには話題性が必要だ」と門前払いを食らってしまう。そこでデップーは考えた…だったら『孫子』は本当に使える本だと証明すればいい!こうして人間界とアスガルドを巻き込んだ一大戦争が始まった。果たしてデップー先生の作家デビューは成功するのか?
著者等紹介
デイビッド,ピーター[デイビッド,ピーター] [David,Peter]
『インクレディブル・ハルク』で1992年のアイズナー賞を受賞した実力派ライター
コブリッシュ,スコット[コブリッシュ,スコット] [Koblish,Scott]
マーベル・コミックスのタレントスカウトで1990年代に業界入りする
高木亮[タカギアキラ]
翻訳家。1967年生まれ。三重県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キョートマン
9
デッドプールが孫子から奪った兵法書を使って儲けるためにロキとソーを戦わせる。なんだかんだオールスターで面白かった。そもそも何故デッドプールが古代中国にいたのかは全く説明されていないが、それもデッドプールらしくて面白い。2020/07/05
G
9
孫子をぶっ殺し「兵法をどうにかして売れないか?」と考えたデップーは、ロキを騙してアスガルドでの戦争を画策。事態は地球を巻き込んでとんでもないことに!…ってものすごくバカげた内容!しかも小ネタ満載!かなりスカッとした。こういうバカ騒動もの好きだな。ボリュームに比べて登場ヒーローも多いので、お得感あり。ただ戦っているだけなので、知らなくても全然楽しめる。バカは死ななきゃ治らないから、デップーはバカなのだ!2015/10/02
サテヒデオ@ダイナミックひとり
5
本は作品だ。商品でもある。刊行に際してはそれをするだけの売上を見込めなければ、営業会議で撥ねられる。商品価値を高める方法。それは作品としての価値のみで決められない。で、ウェイド・ウィルソン版「孫子の兵法」を売り込みたくて戦争を誘致したデッドプール。阿呆である。2015/09/27
辺野錠
4
デッドプールと孫氏の兵法と言うギャップのある組み合わせが面白いと思った。それでロキをけしかけて戦争を起こさせるというのもハチャメチャでデッドプールらしい。様々なヒーローが登場したりハルクが映画版アベンジャーズのオマージュなシーンを見せるのも楽しい。2020/12/05
アン・シャーリー
4
その後もムチャクチャなのでつい忘れてしまうがデッドプールさんが開始4ページで孫子を殺しているのはどうやってタイムスリップしたのか2017/05/28