内容説明
不死身の魔人ラーズ・アル・グールの娘であるタリアを母親に持つダミアン・ウェインは、世界の支配者となるべく育てられてきたが、そうした非道な人生を拒否して、父親であるバットマンとともに悪と戦う道を選んだ。しかし、タリア率いる犯罪結社リバイアサンは世界各地に魔の手を伸ばし、正義の灯を消し去ろうと企てる。タリアはバットマンにとって大切なものをすべて奪い去り、さらにはダミアンすらも奪おうとする。そのためなら、ダミアンを怪物に変えても…いや、殺してもかまわない。
著者等紹介
モリソン,グラント[モリソン,グラント] [Morrison,Grant]
ライター。高い評価を受けた『アニマルマン』『ドゥーム・パトロール』の連載を皮切りに、20年以上にわたってDCコミックスを中心に作品を発表し続けている。現在はニュー52の『アクションコミックス』で、新たなスーパーマン像を作り出している
バーナム,クリス[バーナム,クリス] [Burnham,Chris]
アーティスト。ロックバンド“コヒード・アンド・カンブリア”のクラウディオ・サンチェスによる『エーモリー・ウォーズ』を手掛けて注目を集めた新人アーティスト
高木亮[タカギアキラ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おにく
13
“バットマン”という自警団のノウハウを提供する会社を新たに立ち上げたウェイン財団。世界のあちこちで活動しているヒーロー達をスカウトしたり、バットマン型のロボットを開発したりという“バットマン株式会社”を描いた2巻目。優れた暗殺者として育てられたブルースの息子ダミアンが、母親の愛憎と板挟みになりながら健気に頑張っている姿が良いですね。ファンになりました。2015/01/04
ほしけも
6
ダミアンはクソ生意気だけど可愛いやつと思えてきた。2015/05/11
Kazunori Yuki
4
モリソンサーガの最中なのにNEW52の影響でなんだか設定に矛盾が起きているらしい。アメコミ初心者の自分にとっては、もともと何が起こっているのか完全に把握できていないので無問題。登場人物が絞られてブルース、タリア、ダミアンに焦点が当てられているせいか、とても読みやすかったし楽しかった。ダミアン、クソガキだけど、なんかいいね笑。関係ないけどこの本は中古市場で高騰しすぎ。2023/10/20
fap
3
シリーズ途中で世界が仕切り直されたせいか、私の読み込み不足なせいか、ストーリーの内容が掴みにくい。バットマンはいつ未来視したのだろうか? 優秀な仲間が敵の組織を弱体化させて、バットマンがボス退治、ということでよろしいか。タリアがカーリーと化しており、近い将来鬼子母神になる予感。ところでアメコミのキャラはコスチュームを変えて別人を名乗ることがあるので、誰が誰だかすぐわからなくなる。2015/01/18
tt23836148
2
ダミアン……。ダミアンのキャラが登場して以来類を見ない程に立ち始めて面白い。そのダミアンか?世界か?ブルースはバットマンとして選択を迫られるのだが、彼は一体どちらを選ぶのか?それがきっとモリソンサーガ最終巻、『ゴッサムの黄昏』では描かれることになろう。2022/12/10