出版社内容情報
征服者カーンことナサニエル・リチャーズ。
圧倒的な科学力とタイムトラベルの技術を誇る彼にとっては、時間の流れなどなんの意味も成さず、全ては征服の対象でしかない。
あらゆる時空を縦横無尽に行き来するカーンは、時に無慈悲な征服者として、時には勇敢なヒーローとして、あらゆる時間軸の中でいくつもの人生を生きてきた……
果てのない征服の果てに彼が目にしたものとは!?
2023年2月公開の映画『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア』に登場して話題をさらうこと必至。
噂の大物ヴィランを主役に据えたコミックがベールを脱ぐ!
内容説明
征服者カーンことナサニエル・リチャーズ。圧倒的な科学力とタイムトラベルの技術を誇る彼にとっては、時間の流れなどなんの意味も成さず、全ては征服の対象でしかない。あらゆる時空を縦横無尽に行き来するカーンは、時に無慈悲な征服者として、時には勇敢なヒーローとして、あらゆる時間軸の中でいくつもの人生を生きてきた。果てのない征服の果てにカーンが目にしたものとは!?
著者等紹介
ランジング,ジャクソン[ランジング,ジャクソン]
コミックスライター
ケリー,コリン[ケリー,コリン]
コミックスライター
マグノ,カルロス[マグノ,カルロス]
『アベンジヤーズ・メカニカル・ストライク』(小社刊)なども手がけているアーティスト
吉川悠[ヨシカワユウ]
翻訳家、ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字スキー
13
【渇きに苦しむ者は差し出された水を断りはしない。たとえそれが……腐った水でもだ】シリーズを重ねるにつれ「ユニバース疲れ」なる言葉も散見されつつあるMCUにおいて、サノスの次のボスキャラと目される征服者カーン。素晴らしき31世紀に生まれた青年ナサニエル・リチャーズの野心がタイムトラベル技術と出会い、果てしない征服と喪失を繰り返す円環の理へと誘う。かなりダイジェスト感強めながら、2025年にアッセンブル予定の『The Kang Dynasty』の予習にはなりそう。2023/03/02
じぇろポーta
2
征服者カーンは如何にして征服者カーンとなったのか。時間の牢獄に囚われた青年ナサニエル・リチャーズが辿る数奇な運命。ムーンナイト、アポカリプス、DRドゥーム、FFやアベンジャーズらヒーローたち、様々な未来のカーンとの出会い。運命の女ラボーナへの執着。本書終盤、あの人がラボーナと明かされる場面でカーンと一緒に驚愕。『お前は自分を善人だと私に信じ込ませ…私の人生を奪った!』求めれば求めるほど、失い拒絶されるスーパーヴィランの悲哀。その旅路の果て円環が閉じ、征服者カーンが完成する。『決して』『決して』『愛するな』2023/02/15
えんじ
1
MCUが本格的に征服者カーンを扱うようになったものの、Humanflyさんの同人誌を買うこともできず、あの複雑な設定を理解できるかというとなかなか難しいのです。そこで、これ。な、なんとなくわかる…。お話としておもしろいかというと、そうではないけども、今後数年続くであろうMCUのバックボーンを知っておくに必要と思われます。解説冊子がないとなかなか内容を把握できないので、紙の本を新刊で購入するのが良いと思います。2023/03/13
brzbb
1
31世紀の青年ナサニエルは未来の自分だというカーンに出会い、彼から征服者となるための教育を受ける。カーンはナサニエルに「決して愛するな」と教える。ナサニエル=カーンはファウストでありメフィストフェレスでもある。ファウストは悪魔メフィストと契約し、魂のかわりに「時よ、どどまれ」と言うまではどんな望みも叶えてもらう契約をする。結局ファウストの魂は救われるが、カーンは時間の檻に閉じこめられ、愛する人からの愛は得られず、孤独な最後を迎える。あらゆる時空のあらゆるものを決して決して愛するなと呟きながら。2023/02/17
fap
0
どこまでが若者のカーンであるか判然としなくなる。 ぐるりと一周したら自覚なしに未来の自分と一致したという解釈でいいかな。 時間跳躍ものは難しい。 2023/02/26
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