内容説明
サルヴァトールはオート・サヴォアに住む自動車修理工。腕は立つが、ひねくれもので、かなりの他人嫌い。人生の目的はただ一つ、愛するジュリーの住む南米に行くため、最強の水陸両用マシンを作ることだ。やがてサルヴァトールは、マシンの完成に必要な部品を探すため、相棒とともに旅に出ることに。しかしその一方では、もう一つ別のストーリーが進行中で…？はたしてサルヴァトールの旅はどこへ向かうのか？いくつものエピソードが奇妙に交錯する、サルヴァトールのちょっとおかしな冒険ストーリー。
著者等紹介
クレシー，ニコラ・ド［クレシー，ニコラド］［Ｃｒ´ｅｃｙ，Ｎｉｃｏｌａｓ ｄｅ］
１９６６年、フランスのリヨン生まれ。ウォルト・ディズニー・アニメーション・フランス勤務を経て、１９９１年に『Ｆｏｌｉｇａｔｔｏ』でＢＤ作家としてデビュー。『Ｌ´ｅｏｎ ｌａ Ｃａｍｅ』第２巻は、１９９８年のアングレーム国際漫画祭にて最優秀作品賞を受賞するなど高い評価を受けた。シルヴァン・ショメ監督によるアニメーション作品『老婦人とハト』の制作に携わるなど、ＢＤ以外の分野でも才能を発揮
大西愛子［オオニシアイコ］
１９５３年生まれ。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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キジネコ
47
登場する唯一の人間は、極小サイズで禿げ頭に丸眼鏡のペット扱いの？オッサン（表紙の青ツナギワンコの後ろの）…しかも台詞が一つもない。その他のキャストはワンコやニャンコやウシ…各種属の習性上の課題も抱える皮肉な裏腹ぶりもチラホラの擬人化の常で人間臭さが、微笑ましいと云うか、生臭いと云うた方が良いか…大雑把に内容を紹介すると、愛を取り戻す為のロードストーリー。緻密な書き込みと、各方面の至言・名言・格言を巧みにＰＣ表記しつつコミュする小さいオッサンの存在が分り難い物語を締めてて良い味です。まさかの未完なのですが…2020/11/24
りー
5
完結してないのかよ！2015/04/26
ａｎａｔｒａ
3
物語は二つ同時に展開する一方は犬の自動車修理工が初恋の人に会う為水陸両用車を作って旅をする話。もう一方は13匹の豚のお母さんがいなくなった1匹を探す話。今回は動物の擬人化キャラの世界。全体的に今までより登場人物が可愛らしい。作中唯一の人間は主人公の相棒でシャイで女性が苦手な小人のおじさん（後の作品だがプロレス共和国の主人公に似てるかわいい）ユーモアや皮肉も多目。絵もシンプルで読みやすく話の内容にもあっている、私はもっと濃いクレシーの絵が好きだけれど。この本は第１章から第４章までが掲載されているが話は未完だ2019/08/20
Yoko Narano
2
バンドデシネ（フランスの漫画）を初めて読んだけど、漫画ってこうもありうるのか、と軽くショックを受けてる。へなへなの線が可愛い、コマが全部四角でも読みやすい（吹き出しの四角はちょっと慣れない）、大人向け、フランスのユーモア面白い、小さいおっさんがいい味すぎる。読みながら、ナレーションが映画のように耳元で聞こえる気がした。2016/09/28
すけきよ
2
ちっちゃいおじさんジャンルの傑作！2012/08/31
