出版社内容情報
Ⓒ Futuropolis / Musée du Louvre éditions, 2006
ルーヴル美術館コラボコミックプロジェクト第2弾!!
美術館の地下深く……めまいがするようなイマジネーションの迷宮へ!
【リード】
パリのルーヴル美術館が、コミックという表現方法を通じて、より幅広く世間にルーヴルの魅力を伝えるため企画した《ルーヴル美術館BD(ベー・デー)プロジェクト》。その第2弾である本作『レヴォリュ美術館の地下』では、さまざまな実験的手法を駆使した作品で高い評価を受ける異色のBDアーティスト、マルク=アントワーヌ・マチューが美術館の舞台裏を描き出します。作中には、アナグラム、だまし絵などのトリックが幾重にも仕掛けられ、めまいがするような迷宮世界へと読者を誘います。巻末にはルーヴルの歴史解説を収録。
※BD(ベー・デー)とは?
BDはフランス語圏のコミックを示す言葉。複雑で技巧に富んだ華麗なアートワークを特徴とするが、その表現方法は多岐にわたり、日本の漫画とも英米圏のコミックともちがう独自の発展を遂げている。
【あらすじ】
真の名前が失われ、今はさまざまな異称で呼ばれている、ある美術館。美術専門家ウード・ル・ヴォリュムールは、お供のレオナールと共に、その全貌を明らかにするべく地下に広がる巨大な倉庫へと足を踏み入れる。鋳型をおさめた保管室、額縁のみを展示する部屋、そして、あの名画にまつわる秘密……。何百日、何千日かけてもつきることのない迷宮の旅がたどり着く終着点とは?
【著者紹介】
(著者)
マルク=アントワーヌ・マチュー Marc-Antoine Mathieu
1959年生まれ。フランス・アルジェ出身のBD作家。グラフィック&空間デザイナーとしての顔も持ち、作品ごとにさまざまな実験的な手法を用いることで知られる異色のBDアーティスト。2010年、『神様降臨』でアングレーム国際漫画賞グランプリ受賞。代表作に『夢に囚われた男』シリーズなどがある。
(訳者)
大西愛子 Aiko Onishi
1953年生まれ。翻訳家。主な訳書にステファヌ・マルシャン著『高級ブランド戦争』(駿台曜曜社)、ガルニド&カナレス著『BLACKSAD 黒猫の男』『BLACKSAD 凍える少女』(早川書房)、アンヌ・マルティネッティ&フランソワ・リヴィエール著『アガサ・クリスティーの晩餐会』(早川書房)、ジョルジュ・ルルー著『グレン・グールド 孤独なピアニストの心象風景』(シンコーミュージック・エンターテイメント)、ニコラ・ド・クレシー著『氷河期』(小社刊)などがある
内容説明
真の名前が失われ、今まさまざまな異称で呼ばれている、ある美術館。専門家ウード・ル・ヴォリュムールは、助手のレオナールと共に、その全貌を明らかにするべく地下に広がる巨大な倉庫へと足を踏み入れる。彫刻の型を納める保管庫、額縁の展示室、そして、あの名画にまつわる秘密…。何百日、何千日かけてもつきることのない迷宮の旅の終着点とは?異色BD作家マルク=アントワーヌ・マチューがイマジネーション豊かに描く、謎に包まれたルーヴルの舞台裏!巻末には作品リスト、ルーヴルの歴史解説、美術史家・小池寿子氏による解説を収録。
著者等紹介
マチュー,マルク=アントワーヌ[マチュー,マルクアントワーヌ][Mathieu,Marc‐Antoine]
1959年、フランスのアントニー生まれ。アンジェ美術学院で学び、グラフィックデザインと空間演出のアトリエ「Lucie‐Lom」を立ち上げる。空間デザイナーとして展示会などのデザインを手掛ける一方、1986年にBD作家としてデビュー。1987年に最初のアルバム『Paris‐M^acon』を出版したのち、1990年に発表した『L’Origine』が1991年のアングレーム国際漫画祭で部門賞を受賞
大西愛子[オオニシアイコ]
1953年生まれ。翻訳家
小池寿子[コイケヒサコ]
1956年生まれ。お茶の水女子大学教育学部卒業。同大学大学院人間文化研究科博士課程満期退学。文化女子大学助教授などを経て、國學院大學文学部教授。西洋美術史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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