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内容説明
ドゥルーズ哲学の強いインパクトを背景に、激変する映像環境がいかに“身体と生のイメージ”に作用しているかを鋭く洞察する論考と、映画・ヴィデオアート・ダンス・演劇など身体表現にかかわるアーチストとの対話を通して、複雑多様な映像表現を解明すべく新たなジャンル“映像生態学”を提唱する。
目次
映像生態学のほうへ
1 映像の知覚を再考する(触感的知覚の考古学;潜在的なものを予見する;知覚しがたいもの、イメージ空間)
2 批判と創造―アーチストの観点(ドゥルーズとストローブ夫妻のあいだで―生の移動としての出逢い;ヒロシマ、身体、イメージ;欲望のアナログな流れ;映像は身体からやってきた)
3 ドゥルーズ哲学からの生成変化(ディアグラムと身体―図表論的思考について;エイハブの恥辱か、フェダラーの勇気か。―ドゥルーズとフーコー;無知の砂漠―皮膚・補綴・ダンス;また消えるために―思考のイメージについて;ニヒリズムと生政治)
4 ディアスポラあるいは知覚のノマディズム(彷徨う線―フェルナン・ドゥリニーについて;日本と西洋のあいだでの芸術的ディアスポラ―ジルベール・シモンドン、ウィリアム・バトラー・イェイツ、スティーヴ・パクストンの予期せざるコネクション;世界の音に出会う;演劇の皮膚)
著者等紹介
宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年松江市生まれ。パリ第8大学哲学博士。立教大学名誉教授。現代フランス文学思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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