- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 哲学・思想
- > 構造主義・ポスト構造主義
内容説明
「欲望」「戦争機械」「器官なき身体」「ノマド」など哲学・文学批評・美学・倫理・政治哲学の諸領域を横断する89の基本概念を簡潔明快に解説し、ドゥルーズ哲学の核心に迫る。増補した詳細な書誌と新たにドゥルーズの「プルースト論」を付す。
目次
潜在的なもの
持続
生
肯定
力
記号
習得
視点
問題
哲学史〔ほか〕
著者等紹介
芳川泰久[ヨシカワヤスヒサ]
1951年生まれ。早稲田大学文学学術院教授(フランス文学・文芸批評)
堀千晶[ホリチアキ]
1981年生まれ。早稲田大学文学学術院助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
またの名
9
概念を創造するのが哲学だという主張に忠実に次々繰り出される新しいキーワードが斬新過ぎて意味不明なドゥルーズ哲学への、辞書的な手引き。器官なき身体やアレンジメントやセリーといった有名どころだけじゃなく、「表現」「習得」「厳格な非正確さ」等のマニアック度の高い語彙も載ってるので、中級者以上にも利用価値はアリ。増補版では、70頁に渡る日仏英の文献一覧表の網羅度が増し、『プルーストとシーニュ』についての本人による要約を付録として収録しているのがお得感を倍増。文献表にあるドゥルーズの書いた絵本が気になって仕方ない。2015/06/29
gorgeanalogue
5
「間奏曲」など、いくつかわからない項目も残っているが、よく整理されていて、著作の読書のガイドとしては最適。ドゥルーズの語彙の独特の「変奏」のありかたが少し実感できるようになった、か。2021/06/27
kana0202
1
とてもわかりやすい。辞書的に使うとイイ。最後のプルーストにまつわる論文もおもしろい。2021/03/28
秋野
1
ドゥルーズ哲学の扉を叩くにはまずこれ、と聞いたので手に取ったのだが、読みながらしばしば(話が違うじゃねえか…)と言いたくなる程度には難しかった。僕は他の入門書で得た知識を取っかかりにかろうじて読めたので、初学者は仲正さんや國分さんの本と並行する方が良いのではないかと思う。本書を便利と感じるのはすでにそこそこの素養がある人だろう。ただ、巻末のプルースト論は面白く、ドゥルーズ自身の文章でもまったく歯が立たないわけではないのだな、と希望は持てた。『アンチオイディプス』を開いたときは永遠に無理そう、と思ったので…2021/03/09
さぼ
0
⑤ ドゥルーズ学習の辞書・副読本として。2016/01/13