内容説明
1980年代、インディペンデント映画作家として日本映画産業の終焉に立ち会った著者は、カルチュラル・スタディーズの視点から日本映画の国際化の歴史を辿り、20世紀後半の経済のグローバル化が日本の国民文化とアイデンティティに及ぼした変容のありさまを描き出す。文化産業の越境化、アジア地域化におけるコスモポリタニズムの可能性を探る。
目次
序章 映像の世界(COSMO)+政治(politics)
第1章 ナショナル・アイデンティティと「凡庸な」コスモポリタン化
第2章 日本映画の国際化―日本はどのように西洋と異なり、アジアより優れていたか
第3章 映画製作資金のグローバル化―日本人映画プロデューサーの実在するコスモポリタニズム
第4章 日米共同製作映画の現場検証―『将軍』から『ロスト・イン・トランスレーション』経由で『呪怨パンデミック(Grudge2)』まで
第5章 汎アジア映画―日本先行型モダニティの終焉
著者等紹介
テヅカヨシハル[テズカヨシハル]
本名、手塚義治。1958年、東京生まれ。ロンドン大学メディア・コミュニケーション学博士号取得。現在、駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部准教授。専攻は社会学・メディア文化研究。日本のインディーズ映画創生期に『爆裂都市』(1982)等の照明・撮影技師として活動した後、英国に移住。英国国立映画TV学校(NFTS)を卒業後、日英でテレビドキュメンタリー作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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