瓦礫の天使たち―ベンヤミンから“映画”の見果てぬ夢へ

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瓦礫の天使たち―ベンヤミンから“映画”の見果てぬ夢へ

  • 中村 秀之【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • せりか書房(2010/06発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 259,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784796702966
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C1074

内容説明

ベンヤミンやゴダールの時季はずれの思考に触発され、チャップリンやキートンらと共に無声映画の都市空間を闊歩する。視覚文化の「破局」の只中で“見る”ことの意味を問う、反時代的映像論集。

目次

序章 喜劇の女王―“無声映画”の未完のプロジェクト
第1章 飛び散った瓦礫のなかを―「複製技術時代の芸術作品」と映画
第2章 パノプティコンの原光景―ミシェル・フーコーと視覚的無意識
第3章 重力の天使たち―ロイドとチャップリンにおける身体・視線・都市
第4章 逃げ去る都市―遊歩の凋落と初期映画
第5章 資本主義の道化―キング・ヴィダーの『群衆』(1928)
第6章 路上の“馬鹿息子”―バスター・キートンと「アマチュア映画」
終章 花摘む人に倣って

著者等紹介

中村秀之[ナカムラヒデユキ]
1955年生まれ。現在、立教大学教授。専攻は映画研究、文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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gorgeanalogue

9
ベンヤミン「複製時代の芸術作品」を核にした「飛び散った瓦礫のなかを」などで語られる「身体機械系」のダイナミズムを「模倣」する試みとでもいうか。氾濫するパノプティコン論への批判、キートン論も面白い。ただ、欧米の1920年代のモダニズムの変容を正確に位置づけようとするあまりなのか、バック=モースのいう現在と過去との「空間的モンタージュ」がより広がった風景を見てみたいという気はする。20世紀アメリカの「反収容主義」(ロスマン)と都市空間の循環をめぐる主題などもっと逸脱してほしい、というのはないものねだりか。2024/01/06

Was

2
クレーリーが『知覚の宙吊り』において、「散漫な受容状態」と規定したベンヤミンの「気散じ」の概念が、ここでは映画のショック性に向って身体を開くことへと読み替えられている。全編を通じて、スペクタクル理論を補助線に引きながら考えたいところ。2011/08/09

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