内容説明
本書は、人生や過去の出来事の経験をインタビューすることによって人びとのアイデンティティや生活世界、さらにローカルな文化や社会を理解するための社会調査の手引き書である。
目次
第1章 ライフストーリー・インタビューをはじめる(調査研究のテーマは、どのように決まるか;調査をはじめるにあたっての倫理的な問題;語り手の選択とリアリティのとらえ方;ライフストーリーの構成;評価基準の再考)
第2章 ライフストーリー・インタビューをおこなう(インタビュー・エンカウンター―語り手との出会い;インタビューをおこなう;コミュニケーションとしてのインタビュー;語り手にとってのインタビュー)
第3章 インタビュー・テクストを解釈する(ライフストーリーの整理;個人的記録資料;鍵になる言葉と分析的カテゴリー;社会的コンテクスト;ストーリーのダイナミズム)
第4章 ライフストーリーを書く/もちいる(ライフストーリーを語るということ;作品化の手法;語りのないライフストーリー論文;エスノグラフィーとしてのライフストーリー;作品化と倫理の問題)
著者等紹介
桜井厚[サクライアツシ]
現職、千葉大学文学部教授。専攻、ライフヒストリー/ライフストーリー研究、社会問題の社会学
小林多寿子[コバヤシタズコ]
現職、日本女子大学人間社会学部教授。専攻、現代社会学(ライフヒストリー論、都市社会論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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