内容説明
旧約聖書に預言され、ルカ伝にその姿を現わすマリアは、以来二千年にわたり数千回目撃されている。いつ、どこで、だれに、どのようにして。マリア出現の真相に迫る。
目次
第１部 マリア出現の創世記（初期の聖母マリア；聖母マリアのさまざまな出現；出現を前にした人間）
第２部 中世キリスト教世界における「普通の」マリア顕現―五～十五世紀（さまざまな出現の出現（五～十一世紀）
さまざまな出現の時代（十二～十五世紀）
議論の的となる出現（十四～十五世紀））
第３部 近世における「異常な」マリア出現―十六～二十世紀（幻視の核に現われる現代的理性（十六～十八世紀）
十九～二十世紀における出現の再出現）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
are8591
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ルルドの奇跡ではマリア顕現のミクロな感じが掴めたので、今度はマクロな情報を求めてこの本に当たりました。言葉の定義に加えて5〜20世紀までの出現の記録と時代背景を踏まえマリア顕現を論じた著作の日本語訳です。この事象の公的な？解釈、信仰のあり方、顕現の認定のされ方などの情報が豊富な資料です。宗教関係の物語を描きたい人やちょっと信心深くなりたい人にお勧めの一冊ですが、読み物としてはそこまで面白くはないですよ。2014/01/03
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