感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
講義録スタイルの本書は、行為の定項と装飾的な可変項からなる機能の作動する7つの行動領域、つまり敵対者/贈与者/助力者/王女(被探求者)とその父/派遣者/主人公(探求者,犠牲者)/偽主人公らキャラクターたちを紹介し、それらの配置と活動から生じる情報が物語全体のメッセージへ収束する様を、講義手順のように推移的に示す。近年、人工知能の物語生成やゲームシナリオに援用される著者の理論だが、原始の加入礼、動物が人間になる動物昔話、商業地帯に見られる新奇な小話ノヴェラも含めて語る著者は、情報の生成を外部との交通に見る。2020/04/29
相模
0
ロシアの昔話研究がよく分かる本。プロップのこれまでの著作がまとめられている感じ。こんな講義があったら素敵だったろうな。2013/12/11
さとみ
0
プロップ教授の講義、受けてみたかったなぁ