内容説明
この1日は新しい。新しい自分の誕生だ。ニーチェに最大の影響を与えた、世界最初の人生論哲学。
目次
苦しみについて
愚かさについて
生と死について
賢く生きる知恵
この世の真実
人間について
学びと芸術について
幸せについて
著者等紹介
ショーペンハウアー,アルトゥーア[ショーペンハウアー,アルトゥーア][Schopenhauer,Arthur]
ドイツの哲学者。1788年、富裕な商人の父のもとグダニスク(ドイツ名:ダンツィヒ)に生まれる。1809年、ゲッティンゲン大学医学部に進学、のち哲学部へ転部。その後、ベルリン大学に移り、フィヒテの講義を受ける。仏教思想とインド哲学に傾倒。その哲学はニーチェをはじめ多くの哲学者、芸術家、作家に多大な影響を与えた
白取春彦[シラトリハルヒコ]
青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
7
ショーペンハウアー → ニーチェ → フーコー2024/08/07
MK2
6
読みやすく編集してくれていて、ショーペンハウアーの入口として良かった。 「苦しみにも二つある」が響いて、哲学の一端に触れた気持ちになった。2021/10/14
きぬりん
1
ショーペンハウアーの著作の中から印象的なフレーズを抜粋し、1ページあたり1つずつ紹介。タイトルに超訳とあるとおり、純粋な翻訳というよりは思い切った意訳や省略なども施されており、翻訳書につきものの生硬さ、読みづらさは感じられない。類書のように『余録と補遺』から人生論・幸福論的な箇所を抜き出すだけでなく、『意志と表象としての世界』からの抜粋も比較的多く、またその中には道徳論や国家論なども含まれているので、ショーペンハウアーの思想の多面性を窺い知ることができる。お手軽だがなかなか侮れない本。2021/02/05
ダイン・テルン
1
・後悔が生まれるとき、それは認識が変わったから・本来は、本当に自分がしたいことをすればいいだけ・自分を知らないから迷う・自分の判断や決断を主張するのではなくたんたんと冷静に述べる・自分がどんなときにといういう行為をするか、それを知ることで自分がどういう人間か分かる・睡眠、健康、食事をおろそかにしない・古典そのものを読めば偉大なる精神にふれられる・幸福の必要条件は自分そのもの
Kazuhiro Miura
1
ニーチェに先んじて人生哲学を構築した知の巨人。心に響く言葉がきっと見つかるはず。2014/06/03