内容説明
言葉を魔法の呪文のように使えたら、あなたは誰に、どう使いますか?その魔法とは、他でもないあなたが発する言葉の「音韻」に隠されているのです。どんなときにどういう音の言葉を選ぶべきか?を脳科学の見地から徹底的に解剖します。告白は「好き」と言うより「惚れている」と言ってみる、キスを誘う呪文の言葉、なぜ「し」はブランド名に多用されるのか、「おれ」か「ぼく」かの言葉の選択…など、相手の脳と心に作用する様々な語感の秘密を紹介します。また、これらの言葉をモチーフにした、書き下ろしの恋愛エッセイも収録。
目次
序章 ことばの本当の力
第1章 情を伝える、息の音たち
第2章 心を惑わす、ゆらぎのことばたち
第3章 親密感を作り出す、撫でることばたち
第4章 オトナの余裕を作り出す、停滞の音たち
第5章 執着をかわす、風の音たち
第6章 素直さを伝える、母音たち
終章 言葉は媚薬となりうるか
著者等紹介
黒川伊保子[クロカワイホコ]
(株)感性リサーチ代表取締役社長。奈良女子大学理学部物理学科卒。人工知能エンジニアを経て、脳科学の見地から「市場の気分」を読み解く感性アナリストに。2004年に発表した世界初の語感分析法が注目を浴び、感性研究の第一人者となる。日本感性工学会評議員、倉敷芸術科学大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaichiro
47
面白かった^_^本を売るために女性向けの恋愛テクニック本を装っているけど、言語学者として言葉一つひとつの発音が導き出す効果をわかりやすく解説している^_^言葉は読むのも、発するのも、聞くのも楽しいなぁと思えたよ^_^ 2019/05/22
Akira
26
いっぱいあって覚えきれない(>人<;) とにかく「や行」だけ覚えて言葉の飴玉をいっぱいあげれるようにしよう2015/09/30
Kei
20
言葉は、官能までの道のりに寄り添い、二人の魂を結びつけてくれる大事なアイテム。人は、言葉に魅力を感じない相手と、本当の官能へはたどりつけないのでは?言葉を感じよう。言葉が意味を超えてしみじみと胸にしみたら、その言葉を交わしあった二人は、官能の深い淵に落ちていくに違いない。で、その最強の言葉の飴玉が、「な?」。や行でも、は行でもない。(笑)2015/05/19
おくちゃん👶柳緑花紅
20
トミザワさんの感想を読んで早速!<一千回の「愛してる」よりたった一文字の「な」。私が今生でもらった、もっとも短い愛の告白。>そうそう目を見ながら「な」って言われたらキュンとしちゃう。<彼を問いただしても。文句を並べ立てても事態は決してよくならないとき、ただ「切ない」とつぶやくだけ・・><日常会話からD音始まりの言葉を捨てる。>今日からちょっと言葉美人めざそう。単身赴任中の夫へのメールが劇的に変わりそう。2012/10/13
ライアン
18
交歓会でいただいた本です。内容は女性向けかな、女性はきっと好きです、この本。野郎はここに書いてあるような女性の気持ちがわかればいいんでしょうけどね、なかなかこれが・・・。やれやれですよ。ゆっくりと時間をかけて理解していけばいいよね。うん、よしよし。2015/02/01
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