放射線測定と数値の本当の話―専門家が教える数値の意味と正しい測定法

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  • サイズ A5判/ページ数 95p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784796686600
  • NDC分類 539.62
  • Cコード C0042

内容説明

放射線にまつわる数値の考え方、日々の暮らしと放射能の関係、正しい測定の方法、測定機器などについて掲載。

目次

第1章 放射線のニュースがわからない!!(放射線はなんでも通り抜ける?α線・β線・γ線・X線…知っておきたい放射線の違い;放射能は移ったりしない!「放射線」と「放射性物質」、「放射能」という言葉を整理する!;放射線そのものの量と生体への影響力を表わす単位の違い シーベルト、ベクレル、グレイ、それぞれの単位で意味が異なる ほか)
第2章 毎日の生活につきまとう放射線量(正しく測定しているつもりが、じつはその数値は正しくない!?計測機器での基本的測定法と「空間線量」の本当の意味;線量計のカリカリという動作確認音も大いに役立つ!キーワードは地表から1m もっと正確な線量の測定方法;「欠陥商品!?」と疑う前に知っておきたいガイガー管のしくみ ガイガーカウンターの数値が機種によってまるで違うわけ ほか)
第3章 もっと知りたい放射線の本当(1回の計測に時間がかかる機種はいったいどんなしくみなの?「今」の数値を知りたいなら高感度の線量計が必要;正規品には校正された証明書がついてくる!正確な数値を示す線量計は核種ごとに校正を受けている;ガイガーカウンターより検出感度が高いって本当?線量だけでなく核種もわかるシンチレーション式のしくみ ほか)

著者等紹介

佐々木慎一[ササキシンイチ]
高エネルギー加速器研究機構(KEK)放射線科学センター教授。総合大学院大学・高エネルギー加速器科学研究科教授。東北大学大学院工学研究科博士課程修了。これまでカナダ・アルバータ州立大学、米国オークリッジ国立研究所、オーストラリア国立大学で研究に従事。助教授を経て現職。専門は放射線物理学、放射線計測学、原子分子物理学、加速器放射線防護学

森田洋平[モリタヨウヘイ]
高エネルギー加速器研究機構(KEK)広報室長、准教授。筑波大学大学院博士課程物理学研究科、KEKデータ処理センター助手を経て、米国フェルミ国立加速器研究所のCDF実験と欧州合同原子核研究機関(CERN)のLHC/ATLAS実験などに参加。専門は素粒子物理学実験

細田時弘[ホソダトキヒロ]
ITジャーナリスト。APPLEでコンピュータの世界に足を踏み入れ、その後は無線、電子、電気専門のテクニカルライターとして、専門誌に20年以上連載を続けている。小学生の工作から製品製作までオールマイティで扱うメカのプロフェッショナル。週刊誌、テレビ、ラジオと場所を問わず活躍中。また、福島県などでの取材・放射線計測などの経験を生かし、放射線測定に関するアドバイスも行なっている

細谷淳[ホソヤアツシ]
報道プロダクション・CWV代表。国内の事件事故から、国際問題まで幅広いジャンルに取り組み、取材、報道、配信などを行なっている。震災発生当日から、福島、宮城、岩手で取材。3月後半からは、福島第一原発0km圏内取材を複数回行なう。また、福島県内の広範囲な放射線汚染マップの作成やチェルノブイリ発電所の取材を行なうなど、放射能問題に積極的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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