震災恐慌!―経済無策で恐慌が来る!

震災恐慌!―経済無策で恐慌が来る!

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796683425
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

1923年、関東大震災発生。被害総額50億円~70億円。4年後、昭和金融恐慌、さらにその3年後、昭和恐慌が発生。社会不安が増大する中、海外の植民地へと活路を見出した日本は、第二次世界大戦に突入。1995年、阪神・淡路大震災発生。被害総額約10兆円。その2年後、先進国では戦後初のデフレ不況に突入。行き場を失った日本は、年間の自殺者数が3万人にまで急増した。そして、2011年3月11日。三陸沖を震源地とする東日本大震災が発生。被害総額20兆円超(阪神・淡路の2倍以上)―。日本経済をとことん知る二人の論客が警鐘をならす。

目次

まえがき(最悪のシナリオ、震災恐慌を避けるために;関東大震災、阪神・淡路大震災の経験 ほか)
第1章 恐慌はそしらぬ顔をしてやってくる(僕たちの3・11;「ナイトの不確実性」が示す現在 ほか)
第2章 今、本当に起こっていること(破壊を救えるのは経済政策のみ;本当に無策な政府の復興計画 ほか)
第3章 最悪のシナリオ(考えられる最悪のシナリオ「増税+金融引き締め」;増税で一番苦しむのは被災地 ほか)
第4章 資産市場はどうなるか(衝撃はストック市場から実体経済へ;政府も日銀も無策のままか!? ほか)
第5章 震災恐慌を防げ!(震災復興べからず集;べからず集その(1)増税 ほか)

著者等紹介

田中秀臣[タナカヒデトミ]
1961年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科単位取得退学。現在、上武大学ビジネス情報学部教授。社会資本整備審議会委員、デフレ脱却国民会議呼びかけ人。専門は経済思想史・日本経済論。『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社)で第47回日経・経済図書文化賞受賞

上念司[ジョウネンツカサ]
1969年生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。日本長期信用銀行、臨界セミナーを経て独立。2007年より経済評論家・勝間和代と株式会社監査と分析を設立。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。勝間和代のブレーンの一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koba23

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本当にこの本に書いてある通り、最悪の状態になりそうで恐ろしい。日銀は何のために存在しているのだろう?2012/03/14

Sunekosuring

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出版されてからすでに4カ月経つが、ほぼ本書で書かれた最悪のシナリオ通りに日本は動いている。小出しの財政出動、動かない日銀、そして増税へ。さらに悪いことに、世界はいっせいに財政緊縮し始めた。それでも、たぶん日銀は今のスタンスを変えないし、政府はなお財政への危機感を募らせて増税へと動くだろう。何も変わらない、良くなることはない、という予想が実現するたびに日本は沈んでいき、より一層暗い予想が日本を覆っていく。毎年亡くなる3万人の自殺者の影が私たちを呼んでいる。2011/10/27

偽バッジョ

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2018年にこの本を読んでるが、関西で台風被害、北海道で大きな地震、そして停電が起きたにもかかわらず、その対応はここで書かれてることとはベクトルが逆だね。震災対応は小出しにするんじゃなくて、最初にドカンとぶっこむことが大切。2018/10/17

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