出版社内容情報
中国屈指の白物家電メーカー、ハイアールの会長が、そのサービスを大絶賛し、招聘して教えを請うたのは、日本の町田市の小さな、小さな家電屋でした。その名も「でんかのヤマグチ」。社長の山口勉氏は、堂々と「高売り宣言」をする。超デフレ時代でも、安売りに流れず、社長はハイビジョンテレビ販売累計において、パナソニック系列の1店舗での販売台数は日本一に。流通系の専門誌ではまさにカリスマとして取り上げられ、今夏のテレビ東京系列『ルビコンの決断』でも「でんかのヤマグチ」の面白い「儲かるサービス」が取り上げられ、主人公として登場。本書はこのヤマグチ流の究極のビジネス論&サービス論です。
内容説明
大不況が起こした未曾有のデフレスパイラル。家電業界では「他店より1円でも安く」を謳い文句に安売りをするなか、あえて高く売り続ける電気屋があった。東京都町田市の「でんかのヤマグチ」は、経営の危機を商品を高く売ることで回避。しかも高売りを始めてから14年連続の黒字経営に成功。高くても商品が売れて、しかもお客さんには「私の目の黒いうちには潰れてほしくない」と言わせる。でんかのヤマグチの社長が「高く売っても、愛される」商売を語る。
目次
1章 大型量販店より14万円高いテレビを売らなきゃ潰れる(バブル崩壊・店舗拡大の失敗は痛くはなかった;ジリ貧!ヤマグチは大型量販店に囲まれた ほか)
2章 お客様の事情を理解すれば高価でも売れる(お客さんの本音とヤマグチの建前;大きい仕事と小さい仕事、お客さんの心に負担をかけない ほか)
3章 地域の人の要望に応えることが成功の秘訣(どんな事でも喜んで;お客さんとは、地域店とは ほか)
4章 海外メーカーも学ぶヤマグチ流の「おもてなし」(中国の大手家電メーカーと町田の小さな電気屋の出会い;「おもてなし」は掃除から ほか)
5章 常識を疑い、できない事をすれば人が集まる(不景気とヤマグチの利益は無関係;常識を信じてはいけない ほか)
著者等紹介
山口勉[ヤマグチツトム]
代表取締役社長。1942年、東京都生まれ。松下通信工業(現パナソニック)を辞職し、65年に町田市で「でんかのヤマグチ」を始める。現在は、本店と修理専門店を経営。粗利重視の経営と「裏サービス」という高付加価値のサービスで地元に親しまれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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