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このライトノベルがすごい!文庫
ファンダ・メンダ・マウス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784796678865
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

おれはマウス。しみったれた倉庫でくそったれな監視システム相手に終日ダラ~っとすごす。家に帰ればネーネがべったり張りつく、そんな毎日。でも、おれは今の自分にかなり満足。人生がこれ以上でもこれ以下でも今いる自分になれないのならそんな物は願い下げだと、心の底から思っている。いい女はべらして万ケンシャンパンドンペリジャンジヤンBMベンツにPMゲッツーみたいなことがおれの今の生活に少しも必要だとは思わない――のに! 唐突にあらわれたオカッパジャリのマコチンが「嫁に!」とか言い出してから怒濤の急展開。どーいうことよ、コレ?

内容説明

おれはマウス。しみったれた倉庫でくそったれなAIシステム相手に終日ダラ~っと、家に帰ればネーネがべったり。そんな毎日。でも、おれは今の自分にかなり満足。いい女はべらして万ケンシャンパンドンペリジャンジャンBMベンツにPMゲッツーみたいなことが必要だとは思わない―のに!「嫁に!」とか言い出すジャリ娘の登場から怒涛の急展開だよ!独特で中毒性の高い文体、鳥肌ものの展開。全選考過程で物議を醸した作品が登場!第1回『このライトノベルがすごい!』大賞栗山千明賞受賞。

著者等紹介

大間九郎[オオマクロウ]
横浜出身。在住。『ファンダ・メンダ・マウス』で、第1回『このライトノベルがすごい!』大賞栗山千明賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっせぃー

10
素晴らしいジャンク感、疾走感、めっけもの感。最近ライトノベルは段々キャラクタも展開も“記号”扱いになっていってる気がしている。ヒロインがいつどんな風に怒って泣くか、主人公が風に彼女を救うか、記号を読み慣れた読者にはもう大体が分かってしまいそうでワクワク感がない。少なくとも俺はそういう予定調和が楽しくないし楽しめない。この小説にはキャラを記号として消費しない優しさがあった。あるいは拙さが。まあ、細かい事を言えば言うほど言ってる方が野暮じみてくる小説ですからあんまり書きたくない。面白いでいいじゃんね。2012/01/09

CCC

9
後書きが衝撃のオチ。初期入間ですらここまで溶けた文章じゃなかったぞ。狙いすぎぃ。みたいに思ってたけど嘘だろおい……。2017/04/16

シナモン

9
「時計仕掛けのオレンジ」を彷彿とさせる主人公マウスの語り。不思議な疾走感のある文章(バイオレンスで下品)と目まぐるしい展開。バイオレンス&独特の語りの好みで、好き嫌いが分かれる作品だと思います。2012/07/08

秋庭誠

7
D+ ここまで評価に悩む本は初めてだ。→「物議を醸した作品」とあらすじに堂々と、またあとがきでも作者が言っているように、文章構成がかなり滅茶苦茶。主人公(ネズミ)の語りで話が進むが、相当に頭の悪い文。じゃあ、読みにくいか面白くないかと言うと全くそうではない。むしろ、この文体でなければこの物語は作れなかった。→新レーベルの第一作という環境であったからこそ、この作品が産まれたと考えていい。→狂っているからこその、この作品。読んで確かめて欲しい2015/01/23

麻由

7
ヤクザやらレイプやら暴力やら一山いくらの要素をぶち込んでセンスだけを頼りにBPM210で突っ走った小説。各所で言われている通り舞城の影響をもろに受けてます。大変ポップで安っぽさと紙一重というか半分以上安っぽいけれど、この勢いで突き進む若さは嫌いじゃないよ! あーだこーだ言ってる文体は独特のテンポがあるので意外と読みやすいし、キャラもそれなりにみんな魅力的。あとちょこちょこ挟まれるギャグが面白かったです。変化球しかないハーレム。考えるな感じろ。2巻も読もうかな。2011/03/07

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