内容説明
嵐が先導したTVドラマの進化系!ドラマの常識を変えたジャニーズ主演作25本、役者別“見どころ”徹底解析。
目次
第1章 嵐を見なくちゃ始まらない!(全14作)(二宮和也―文芸、アニメ、なんでも来い!全方位型の天才登場;櫻井翔―デジタル世代を先取り!キャラクタードラマ界一の名優;松本潤―負けず嫌いで仕切り屋で、末っ子王子は魅力爆発!;大野智―遅咲きゆえに要注目!この時代を捕らえるコクと深み ほか)
第2章 嵐の前にも後にも!名優たちの群雄割拠(全11作)(木村拓哉―復活を待つ!90年代最大の功績者の哀しみ;長瀬智也―ゼロ年代を切り開いた、器のでかい野蛮なタイガー!;亀梨和也―悩める「ポスト木村君」は、この時代を映し出す!;錦戸亮―モノトーンの寡黙さ。真実を背負いつづける10年代の新星!)
著者等紹介
成馬零一[ナリマレイイチ]
ドラマ評論家。1976年生まれ。専門は、テレビドラマ、映画、アニメなどの映像コンテンツ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らぴ
16
嵐のそれぞれの主演ドラマが多角的な視点から分析されていて、それがなかなかうなずけることに唸ってしまった。嵐のキャラの位置づけにも「なるほど!」おもしろい本だった。2010/08/12
おおかみ
8
嵐をはじめ、ゼロ年代のTVドラマを牽引してきたジャニーズタレントたち。本書は嵐のほか、木村拓哉、長瀬智也、亀梨和也、錦戸亮について解説する(岡田准一や山下智久の項がなかったのは不満)。単なる作品ガイドでなく、非常に批評的で、ことごとく正鵠を射ていて面白い。サブカル評論でもTVドラマは軽視されがちだが、「あとがき」で述べられるように、最も現代性を反映したジャンルだと僕は思う。2010/08/05
おちゃづけ
6
ジャニーズのアイドルと出演した作品の紹介。扇動的なタイトルとは違って嵐を中心に作品紹介しているだけだった。作品を振り返ってみると結構見ているな(笑)。ひとり一人個性があって、似かよったキャラがいないところがすごい。2010/09/19
ripurou
3
なんとなく偏っていそうなジャニーズへの考えを、それとなく理由づけて語ってくださいます。いや、ジャニーズ好きには結構楽しめる本でした2010/09/05
misia
3
娘は「マニアだね☆」という中学生らしい?コメでしたが、私もまず思ったのは「嵐が好きなんだぁ」でした。でも単なるジャニーズファンの為の媚びた物ではありません。嵐を中心にTVドラマの今昔を丁寧に且つ鋭く語ってある内容です。それだけに語られなかったドラマや役者さんがいるのが気になります。残念・・・。 今後ジャニーズタレントが主演するアニメ・漫画を原作に持つ実写映画が次々公開されますが、それらについても是非評論をして頂きたいです。(ちょんまげプリン・大奥・あしたのジョー・ヤマト・GANTZ見方が変わるかも?)2010/08/21