内容説明
女手ひとつで娘を育て上げた看護師・陽子と、その娘・月子。ふたりが暮らす家に、ある晩、酔った陽子が「捨て男」を拾ってくる。陽子はひと回り以上も年下の彼と結婚するつもりらしい。月子はとまどいながらも、捨て男の気さくな人柄と陽子への真摯な思いに母の再婚を受け入れていくが、その幸せな日々は限られたものだった…。選考委員も泣いた、第3回「日本ラブストーリー大賞」ニフティ/ココログ賞受賞作品。
著者等紹介
咲乃月音[サクノツキネ]
1967年大阪生まれ。京都外国語大学英米語学科卒業。1994年より香港在住。外資系金融会社勤務のかたわら、2005年より執筆活動を開始。2007年、第3回「日本ラブストーリー大賞」ニフティ/ココログ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
62
作家さんの生活とこの作品、以前TVで観たような。大竹しのぶさんの演技が演技としてでなく母娘の姿を見せてもらったようで感動した覚えが。そんな今、読み友さんのレビューで本を読んでみたくなった。浪花節的と云えばまた批判を受けるだろうが、義理人情を重んじ情緒的であったと云えば納得していただけるだろう。さくら色は初々しさと共にはかなさが。癌は今や当たり前の病気となってしまった。脳梗塞か癌か・・どちらを選ぶにしろぽっくりとはあの世に呼んでもらえない。そんな自分の始末をどうつけるか・・悩ましい。2016/06/02
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
57
ある日の夜中、オカンがお土産と言って持って帰ってきたのは、どこぞの安いチンピラか、ひと昔前のヤンキーにしか見えない男で・・。第3回「日本ラブストーリー大賞」ニフティ/ココログ賞受賞。2008年に『オカンの嫁入り』として出版されたものを改訂、改題したものです。最初はどうなることかと思いましたが、素直に良かったなと思いました。なんといっても関西弁が心地よかったです。それぞれが重いモノを背負いながらも前を向いて生きている。そんな彼らの強さに勇気づけられました。続編も読んでみたいです。★★★★2012/12/31
はらぺこ
49
全体が大阪弁やからか平仮名表記が多いので文字だけ追うと読み難かった。頭の中で黙読やなくて頭の中で音読する感じで読むのがベスト。もう少し漢字を使ってくれたらええのにと思うが、平仮名表記にする事で月子の柔らかさ(暖かさ?)が表現されてた気がする。 犬好きとしては、ハチが尻尾をパタパタ振ってるのを想像すると可愛くてニヤケてしまった。 そうや!忘れとった!月子の会社はアホや!犯罪者を会社に残してどうすんねん!そんな会社は潰れてまえ!2010/12/27
あつひめ
41
一卵性母娘のような二人。月ちゃんの心の声が物語を引っ張っていく。誰しもが抱える悲しみ。そのパーツがどんどん合わさっていく場面が痛いほど伝わる。研二さんの登場で今までとは違う家族関係が動きだす。映画の番宣が印象的だから人物像があのまんまだけど。続きが気になる。2010/09/19
えりこんぐ
40
咲乃さんは2冊目。今回も、関西弁の優しい語り口が心地良くて、とても読みやすい♪ お話は予想通り悲しかったけど、嫌な人が1人も出てこないので優しい気持ちになれる。ワンコの描写がかわいいな〜(*^^*) 続編も読みたい。2015/11/16




