内容説明
元証券マンにして金融ブローカー、投資顧問にして大手仕手・西田晴夫―「闇の金主」の代理人が企業に迫る、悪魔の取引とは?証券業界の裏側では、株価操縦的な手口で仲間内の富を拡大させていく錬金術人脈が、連綿と維持されてきた。暴力団が証券市場から莫大な資金を得られるようになったのは、こうした人脈を「共生者」として取り込んでいるからなのだ。経済汚染の舞台裏を描く、金融エキスパートの手記。
目次
序章 最後の大物仕手
第1章 N氏銘柄
第2章 六木会人脈
第3章 西田帝国とソフトバンク
第4章 帝国スキームの逆流
第5章 共生者の群れ
第6章 ファイナンス中毒
終章 金融アウトロー2・0
著者等紹介
松本弘樹[マツモトヒロキ]
1964年神奈川県生まれ。日本証券アナリスト協会検定会員。早稲田大学社会科学部卒業後、日本勧業角丸証券(現みずほインベスターズ証券)に入社。勧角投資顧問、スミス・ニューコート証券(後にメリルリンチ証券)、ドイチェ証券等でファントマネジャー、金融法人担当に従事した後、ソフトバンクでイー・トレード証券の立ち上げに関わる。05年GIRの設立に参画。ヘッジファンドの調査・分析、ファンド組成等において、最高責任者として業務を統括しながら、現在、上場企業の資本政策(ファイナンススキーム、資金調達のノウハウ等)に関するコンサルティング業務に専念している。機関投資家、外資系究融機関、ヘッジファンドから仕手グループに至るまで、業界の表にも裏にも精通した類稀な専門家として、その分析は高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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