内容説明
昭和・平成の「未解決事件」つまりコールドケースの主なものを、捜査の最新(最終)状況を取材し、それを元に推理を加えて漫画で描いたのが本書だ。「三億円事件」から早くも40年以上の時間がたち、平成の「世田谷一家殺人事件」も発生後すでに10年近い時間が経過している。犯人はだれなのか?なぜ警察の手を逃れていられるのか?漫画と証言でその実像に迫る!「巻末ビッグ対談」(麻生幾×門田隆将)も必読。
目次
1 グリコ・森永事件―「かい人21面相2グループ説」を支える相関図
2 赤報隊事件―警察が最後まで追った「統一教会元信者の自衛隊OB」
3 三億円事件―5日後に死んでいた「最重要参考人のS少年」の謎
4 御巣鷹山・JAL123便墜落事故―現場発見の遅れで自衛隊につきまとう「保身疑惑」
5 国松長官狙撃事件―新証言で浮上する「パチンコ業界からの刺客説」
6 オウム真理教・村井幹部刺殺事件―教団の闇を知る男の死を望んだ「黒幕」は誰か?
7 世田谷一家殺人事件―最新DNA鑑定が明らかにした「犯人の血統」
8 八王子スーパーナンペイ射殺事件―嘱託殺人を暗示する手紙とフィリピン人男性の行方
9 ライブドア野口さん怪死事件―証券マンが抱えたマネーゲームの闇と「暴力団殺害説」
巻末BIG対談 麻生幾×門田隆将―昭和・平成「4大未解決事件」の光芒
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amabiko
1
漫画を交えてコンパクトにまとめており、事件の概要を知るにはよいが、どのケースも少し読み足りない。未解決事件というだけあって、やっぱり読んでも真犯人はわからない。陰謀論で説明しようとするケースもある。2016/04/19
ぜり
0
TSUTAYAで気まぐれ購入しました。グリコ森永事件とかもう知らない人も多いんだろうな…ライブドア野口さん変死事件とかあれだけ奇妙な亡くなり方をしたのにその後あんまり報道されなくなったのは何故?色々噂あるのに警察が最終的に動かないのはなぜ?実は動いている?これだけ情報が飛び交う中未検挙の事件があるのは悲しい事です。大事件であればあるほど冤罪を生むわけにはいかないんでしょうが…2012/10/08
千木良
0
残念なことだが、現代の捜査員たちは、“専門外のこともしたり顔で語る知識人”というメディアで稼ぐ“タレコミ・マニア”のような人々の洗礼を受けて育ってしまっている。ゆえにメディアを騒がすほどの大事件が、未解決となるのかもしれない。巻末ビッグ対談では、門田隆将氏が“決め手のなる事件が増える”として継いでしまう、麻生幾氏が語る、“DNA解析の技術の発達で判明した事実”は、本書内で鈴木大介氏が“断定するのは早計”と記している内容である。こういう情報の錯綜に惑わされるのもまた、世論であり捜査員だったりするのだろう。2012/09/25
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