内容説明
26歳の由希は、ソウルでアルバイトをしながら韓国語を学んでいる。大企業に勤めるパクと付き合いながらも、由希は彼との生活に一歩を踏み出せずにいた。そんなある日、由希は作家志願の無骨な男、テソクと知り合う。パクを裏切る行為と知りながら、テソクとの激しい性愛に溺れる由希だったが―。リアルな心理描写と濃厚な官能シーンに絶賛の声があがった、第3回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。
著者等紹介
奈良美那[ナラミナ]
1965年静岡県生まれ。関西大学卒業後、大手スーパーに入社。退社後、韓国延世語学院韓国語科入学。帰国後、接客業と韓国語の翻訳業に従事。2006年、『埋もれる』で第3回「日本ラブストーリー大賞」の大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遥かなる想い
83
正直読みながら、戸惑っていた。第三回ラブストーリー大賞ということで、 「カフーを待ちわびて」のようなラブストーリーを勝手に期待していたが。韓国で韓国語を学んでいる女性の、韓国の男性との濃密なラブストーリーである。性愛描写が濃厚なので、そこに焦点があたりすぎたきらいはあるが…「ラブストーリー」も変わっていくのだろう。 2010/07/04
Pure
23
第三回ラブストーリー大賞受賞作。その割りに人気無いなぁ。古いから?内容は恋も愛も知らないお子ちゃまな26歳の女が、セックスの味を覚えてしまい、肉欲に溺れてしまう。そうこうしながら、夢見る恋愛、結婚ではなく、現実的な愛の形を知っていくというお話。恋も仕事も、夢と現実のギャップを埋められない、未熟者の閉塞感からセックスに溺れ、そこでも新たなギャップを感じ、自己チューになる女がうまく描けている。少しデフォルメしているが、誰もが多少はアルアルと感じるのではないかな?ある意味馬鹿で、ある意味素敵な恋物語でした。2015/09/18
名古屋ケムンパス
22
平凡中の平凡。2018/08/30
keith
10
思っていたほどではなかった。主人公にも共感できなかった。2014/04/24
reco
4
主人公の感情がリアルで共感してしまった。多分彼女に共感できる女性は、ロクな大人じゃないな....と(笑)自分で自分を思いました。2015/06/27
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