宝島社文庫
当確への布石〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784796669849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

衆議院統一補欠選挙に出馬した妻の恩師、大原奈津子の頼みで「凶悪犯罪抑止連合」の捜査を開始した元刑事の平澤栄治。策略家・森崎啓子や抑止連との関係を書きたてる記者・井端純平のキナ臭い動きに翻弄されながらも、栄治の捜査によって補選のカラクリが見えてくる…。選挙とその周辺に渦巻く数々の策略。さまざまな人物の思惑が交錯し、それぞれの企みが絡み合うなか、開票日が近づく。

著者等紹介

高山聖史[タカヤマキヨシ]
1971年生まれ。青森県出身。國學院大學経済学部卒業。第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞、『当確への布石』(宝島社)にて2007年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きのこ

25
このミス大賞優秀賞(下) ミステリー色は残念ながら下巻にもありませんでした。なんでやねん。ご都合主義も散見。でもまあ選挙ものを描いた人間ドラマとしては面白く読めました。2019/10/11

sayan

13
ちょうど1ヶ月前に行われた衆議院選挙、投票にいった際、東京はちょうど台風が直撃している真っ只中で、ずぶ濡れになって投票所に行った記憶がある。さて、本書。上巻読了後、これは一気に当選に向かっていく話かなと思いきや、本書に入りストーリーは意外な展開をみせる。改めてみると色々と現実的には「ん?」と思う場所があり、そこが新たな展開を向かえる起点となっている。ここは小説ならではだろうか。実際には考えにくい。なんにせよ、本書では、当選をどう位置づけるか、当選したらいいのか、問いかけてくる。それは本質的なものと感じた。2017/11/22

がたやぴん

11
やはり、ミステリではない。だが、選挙をモチーフにしているので楽しめた。続編があれば読みたい。対個人より対組織とし描いてほしい。2014/03/08

ティーチピー

10
うーん、惜しい! ページ制限があったのか、描写が端折られているように感じるところがいくつかあり、自分的にそこがかなり残念でした。もう少し焦らして描いて欲しかった。 選挙戦を戦うヒロイン候補者というのは格好良いしテーマも面白かったので、ぜひ長編で続きを執筆して欲しいと思いました。2013/09/27

veckio

8
書店でタイトルを見て、すごく気になっていたものでした。上下巻を一気読みしました。最後まで読んでみて、タイトルの意味みたいなものがようやくわかりました。が、人物の転換の場面が曖昧でわかりづらかったし、ミステリーっぽさをあまり感じなかったです。2013/03/13

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