内容説明
普段、何気なく使われている言葉「やさしい」って、本当はどういうことだろう、と、改めて問い直したのが本書です。これは、ちゃんと考えようとすること自体が、案外むずかしく、何を考えたらいいか悩んでしまう人も多いでしょう。著者は「ちょっとしたあいさつ程度で考えないで、人の一生の生き方として、人生論そのものとして、見直す必要があると思います」と書いています。「やさしい」の本質にぐいぐい迫っていきます。
目次
やさしさについて誰も知らない
やさしくない世界
本当のやさしさ
エゴの治療法
一切生命の幸福のために
著者等紹介
アルボムッレ・スマナサーラ[アルボムッレスマナサーラ][Alubomulle Sumanasara]
1945年、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニア大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、80年に国費留学生として来日。駒澤大学博士課程で道元の思想を研究。05年、スリランカ上座仏教シャム派総本山アスギリヤ大寺にて日本大サンガ主任長老に任命される。06年、国内3カ所に戒壇を設立。現在は、日本テーラワーダ仏教協会の長老として伝道と瞑想指導に従事している。NHKテレビ『こころの時代』出演のほか、朝日カルチャーセンター講師としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みやざき しんいち(死ぬまでにあと1,000冊は読みたいんだ)
11
(86/1000)最近仏教の教えをしっかりと聞いてみたいと思っている。 ブッタが教えた本当の優しさとは何か。 自然であること誰にも迷惑をかけないこと、誰も損をしないこと、共存すること。 これが優しさ。 エゴを張らずにいつも自然に生きていける社会、それが優しい社会、と説く。 https://goo.gl/89tdNz2018/12/25
AMU
7
父の本棚より拝借。2015/12/02
καйυγα
7
「やさしさとは、なんですか?」そう、やさしさの判定は自身のエゴからくると書いてある。そうかぁ。そんな風に考えたことがなかった。確かに「やさしいね」って言葉は、自分がしてほしいことをしてもらったり、嬉しいことがあったりする時に多用している。「やさしい性格」「女性にやさしい」「子供にやさしい」・・・どれもこれも違う気がするなぁ。改めて「やさしさ」について考えると感慨深い。ただ、本書はエゴに偏りすぎているので、もう少し違う視点でもやさしさについて感じたかったかなぁ。2014/11/16
ひお
5
人からよく「やさしい人」と評されるたびに「いいえ、ただの甘い人ですよ私は」と返事してたボクには衝撃的内容だった!他人のエゴを満たす行為、自分が困った時のために人ためにする甘さ=世間のやさしい≠本当のやさしさってことでかなり納得いった。まー、悟りの境地に至れば苦も難もなくなるだろーけど四苦八苦しながら生きるのが人間だからねぇ…仏教=宗教ではなくよりよく生きるための知恵 ってとこは素晴らしかった。まる!!2009/12/26
やまえつ
5
本当のやさしさとはなにかについて書かれた本。私たちがやさしさを感じるのは、自分にとって都合のいいことをしてくれたときで、自分のエゴでやさしいかどうかを決めているのだと書かれていて、なるほど反省すべきだなぁと思った。エゴをなくしたところに本当のやさしさがあるとのこと。難しいけど、努力してみよう。2009/02/28




