内容説明
「日本人はどこからやって来たのか?」。これをテーマに各分野の第一人者が解説する。「形態人類学」「植物遺伝学」「民族学」「自然人類学」「歴史地理学」「人類進化学」等々の幅広いジャンルから分析。ここまで幅広いジャンルから言及された本はいままでなかった。日本人の起源を探る決定版がついに文庫化。いままでの常識を覆す日本人のはじまり。あなたは本当の日本人のルーツを知って驚くだろう。
目次
第1章 「形態人類学」からのアプローチ(骨と骨格―縄文顔と弥生顔から日本人のルーツを探る!;歯―歯の裏側が平らなら縄文系・シャベル状なら弥生系)
第2章 「植物遺伝学」・「動物考古学」・「微古生物学」からのアプローチ(米―日本列島に最初に「稲作」を持ち込んだのは縄文人だった!;動物―弥生人はイヌやブタを本当に連れてきたのか!?;自然環境―六万年前から三万年前の氷河期に最初のヒトが列島に姿を現した!)
第3章 日本人のルーツ―「民族学」・「自然人類学」・「歴史地理学」はどう見るか(徹底討論―ここまでは言える日本人と日本文化の起源)
第4章 「民族考古学」・「古病理学」からのアプローチ(人口―縄文晩期の人口の減少、弥生期の人口の大爆発は何を意味するのか?;病気―縄文人は新顔の「感染症」によって潰滅的な打撃を受けていた!)
第5章 「人類進化学」・「民族疫学」・「免疫遺伝学」からのアプローチ(ミトコンドリアDNA―ジャワ原人は日本人の遠い先祖ではなかった!;ATLウイルス―南米インディオと現代日本人の一部は共通の先祖を持つ;HLA遺伝子―弥生人には別ルートをたどってやってきた四つのグループがあった)
感想・レビュー
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James Hayashi
qs