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宝島sugoi文庫
自殺したい人々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796666480
  • NDC分類 368.3
  • Cコード C0111

内容説明

1998年、インターネットが自殺志願者を集うツールとなることが露呈された「ドクター・キリコ事件」。あれから10年近くが過ぎようとしているが、この国は毎年3万人以上の自殺者を出す、相変わらずの自殺大国だ。本書は自殺願望を抱く若者の本音や、自殺回避のための薬物依存、家族に自殺された者が見た地獄、はたまた自殺にかかる経済、身体的コストまで、“自殺”を巡る問題に迫るドキュメント。

目次

1 自殺とユートピア(ぶら下がり天国「青木ヶ原」の爆笑問題;ドクター・キリコ事件総括!青酸カリを求めた人びととの遭遇!!)
2 呪われた部分(自殺未遂者懇談会 プチ=ハルマゲドンからの帰還;ネットワーカー手記 僕らが電脳ワールドで「自殺予告」する理由)
3 ネバーエンディング・ストーリー(未遂常連者から人格障害者まで 救命救急センターの終わりなき非日常;威風堂々!自殺経済学 ほか)
4 五体満足(ケミカル・カルチャーの深層 脳をチューンナップして地獄に行こう!;ボランティア組織「自殺防止センター」 “死にたいコール”は、真夜中に何度でもベルを鳴らす ほか)
5 百年の孤独(遺書と現代人の卑小な魂 虚無に向きあう言葉;アポトーシス私論 精神病と自殺細胞プログラム)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーシェルター

9
《人が自殺を決意するのは、八方塞がりな状況で、便りにしていた他者との関係が切れた時が多い》とある。それは理解できる。ただ死にたいと中途半端な自殺未遂は他者に自分を見てもらいたいという表現ではないか。他人とうまく繋がれない人が自殺に走るのだろうか。馬鹿じゃないの?と言いたくなる自殺願望者もいた。けれど本当の気持ちは死にたい本人にしかわからない。本当に死にたければ黙っていってしまう。自殺は良くないとわかっているけれど、死にたいと思う気持ちもわかる。死について考えた一冊。2013/06/18

azzurri.11

2
自殺願望があり自殺とはどんなもんかと思い買ってみた。思っていたのと内容が違っていた。ただ新たな角度から自殺を見る事ができて参考になった。やはり自殺は遺伝するものなのか!親戚に二人も自殺者が出ている。霊的に見るとその霊が引っ張ると言われた事もあるがさすがそんな事を叔父達がするはずがない。二人ともわしが子供の頃可愛がってくれた。とても感謝している。あくまで自分がどう考えているかだ!社会人になってから何か悲しい事があると直ぐに自殺を考える癖がある。これは遺伝的なものからくるのかも。 生真面目なのがよくない。2012/07/16

Arowana

1
戦争が最後の外交手段であるように、自殺も自己了解の結果見出される最期の手段であり得る。個人的に安楽死は望ましい取決めだと思うが、これは少数派の意見でしかないのだろう。2012/12/21

とも

0
悪名高い本二冊目。サブカルチャーとしての精神医学。前回ほど攻撃的な内容ではない。座談会など当事者や関係者からの生の声と情報を存分に載せていることで、この本を切っ掛けに様々なブームが陰で起きたことも事実。2013/04/15

kishi

0
面白い「読み物」でした^^; 2009/11/21

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