出版社内容情報
10年ほど前に、つぶやきシローというお笑い芸人が一世を風靡しました。一時期、その姿をテレビ等で見かけなくなりましたが、今も地道なライブ活動を展開しており、現在、チケットはプラチナチケット化しています。 ライブは“あるあるネタ”が中心ですが、それらとは別に、ストーリーを持った5分~10分程のショートストーリーを話します。今回、クスクス笑いから大爆笑、そして不思議な結末で終わるこのショートストーリーを書き直し、笑いあり涙ありの1冊にまとめました。
twitterフォロワー数36万人、なんと日本人第6位!(1位オノ・ヨーコ、2位鳩山由紀夫、3位孫正義…)
いま、俄然注目を集める「地味な天才」つぶやきシローの初小説!
「こんな親子がいたらいいなぁ」。そんな気持ちで2年間、ひたすら書き続けました。
「つぶやきシローをデビューから知っているが、ついに本気を出した模様! もっと早く出せよ。」 by 伊集院光
内容説明
「お父さんがきれいにしてくれたんでしょ、ありがとう」「んっ、何のことだ、知らないな」父は、すっとぼけた顔をしながら空を見上げて言った。「脱皮したんだろう」「脱皮?」「この前学会で発表があった。昆虫が脱皮するように自転車も脱皮するらしい」息子は「ふーん」としか言いようがなかった。つぶやきシロー、初小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
67
2011年、芸人つぶやきシローの初小説本。先日「わたしはいったい、何と闘っているのか」を読んでこの本の存在を知り、タイトルを見て気になりました。麦茶パックを10回も使うくらい極貧な生活をしている親子ですが、ささやかな幸せを見つけるのが上手で、親子の行動や発言に感動させられました。「親子愛」がテーマの、少しホロッとする感動のストーリーです。2022/09/04
おれんじぺこ♪(16年生)
24
ごめんなさい、共感できる部分もなく、何を言いたかったのかわからず…でした。2014/03/16
モルワイデ鮒
13
ダメな父親と、その父が大好きな息子。あるあるネタ的な文章の浮遊や、他にも小ネタの蒔かれている軽い空気の中に突然黒いものが差し込まれて胸を突く。緩和と緊張、緊張と緩和の連続でグイグイ読ませられる。一貫したテイストというものがあると言えばあるし、とっ散らかっているという感じもしなくもない。泣かせようとはしたくない、もしくはそれを覚られたくないのを感じるのは勘ぐりすぎか。2023/08/23
Te Quitor
12
全体的に哀愁漂う小説。つぶやきシローのTwitterをたまに読んでいたので、なんとなく(気まぐれで)小説を読んでみようと思った。普段、こんな事考えているんだなぁと人間性が覗けた気分になれるね。(もしも出るのであれば)次回作も読んでみたいかもと思えた作品。
しーふぉ
11
断念・・・難解ではなくて、内容がしょうもなくて読み切れなかった。2014/05/17