宝島社文庫
二時間目 国語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796665636
  • NDC分類 375.8
  • Cコード C0190

内容説明

「国語の教科書にこんな素晴らしい作品が載っていたなんて…」「懐かしくて涙が出ました」この本を読んだ読者の方からの感想です。授業中に先生が読んでくれた話、仲良しの同級生たちと斉唱した話…誰もがあの頃手にした国語の教科書から珠玉の名作を21作品収録。懐かしい中にも新しい発見があり、当時とは違う感情が深く染みてきます。あの頃に戻る“なつかしの国語問題”も付いています。

目次

朝のリレー 谷川俊太郎「この地球ではいつもどこかで朝がはじまっている」
スーホの白い馬 大塚勇三(再話)「スーホは、じぶんのすぐわきに、白馬がいるような気がしました」
トロッコ 芥川龍之介「良平はしばらく無我夢中に線路の側を走り続けた」
スイミー レオ=レオニ(作・絵)・谷川俊太郎(訳)「スイミーはおよいだ、くらい海のそこを」
春の歌 草野心平「ケルルンクック。ケルルンクック。」
注文の多い料理店 宮沢賢治「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい」
かわいそうなぞう 土家由岐雄「ぐったりとした体を、背中でもたれあって、芸当を始めたのです」
高瀬舟 森鴎外「わたくしはとうとう、これは弟の言った通にして遣らなくてはならないと思いました」
永訣の朝 宮沢賢治「けふのうちにとほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ」
おみやげ 星新一「フロル星人たちは、その作業にとりかかった」〔ほか〕

著者等紹介

小川義男[オガワヨシオ]
1932年北海道生まれ。北海道教育大学札幌分校卒業。小学校、中学校の教員、教頭、校長として勤務する傍ら、亜細亜大学大学院修士課程、および早稲田大学大学院修士課程を修了。現在は、私立狭山ヶ丘高等学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たらちゃん

17
ほとんど全部のお話を、お風呂で半身浴をしながら声に出して読みました。途中から声が詰まって、汗だか涙だか。教科書はバカにならないと猛省。教科書に載ったお話だけに、子どもの頃と歳を重ねて読むのとでは感じが違うことが鮮明になりました。2016/11/04

ruki5894

7
教科書ってバカにならないな。図書館へ返す日になって、急にもう一度読みたくなってしまった。2016/12/04

葉菜枝

5
音読の大切さを説く監修者が選んだ国語の教科書の名作。「スイミー」の「ぼくが、目に  なろう。」とか、「春の歌」の「ケルルン  クック」、「永訣の朝」の「あめゆじゆとてちてけんじや」など印象深い言葉の数々。「スーホの白い馬」、小川未明「野ばら」、中島敦「山月記」、谷川俊太郎さん「朝のリレー」「生きる」どれもこれも懐かしい。横光利一「蝿」習った教科書には載ってなかったけど名短編で好きだなぁ。2015/04/26

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

2
2008年 8月19日  発行 初版 。大先生の「おみやげ」収録 宝島社から出るのは珍しいか。

こめすき

2
懐かしい作品が一杯、胸が一杯!『こころ』を読んでる最中に小路幸也氏の『照子の恋』を思い出した。『眠れなくなる夢十夜』での短編だったので、ああー小説の内容も夏目漱石のオマージュ作品だったのか!と納得。連作の短編になっているらしいので『リライブ』を読も~っと。2012/10/28

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