内容説明
世界の工場として、13億人の民を抱え、国際社会での発言力を増す中国。しかし、その実態は―低すぎる農業生産性。男女の出産比率が2対1という実状。汚職が横行する腐敗の構図。国際法に無知な解放軍。…原作者自らが中国で体験した実話と、豊富な中国人脈をもとに、中国の本当の姿を描き出したノンフィクション漫画の傑作。本書を読めば、中国のいびつな構造が見えてくる。
目次
第1章 危ない“中華文明”
第2章 危ない“親中派”
第3章 危ない“人民解放軍”
第4章 危ない“中国経済”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麦焼酎
3
この漫画は2008年、つまり14年前に発行されている。この本の中では中国の経済発展はあり得ないと結論づけられているが、現実には発展している。そこの予想は外れたようだ。毛沢東の愚策は「毛沢東秘録」を読んで知っていたが、中国国内で飲食店を経営するには共産党幹部への賄賂と接待が必須、国に嫌気がさした政府高官4千人あまりが海外逃亡、一般国民には健康保険制度が無いため法輪功なる怪しげな新興宗教が流行るなど知らないことも多かった。これからの中国はどうなっていくのか、相変わらず危ない!中国から目が離せない。2022/06/26
JUN
1
中国の概要。中国は家族を大切にする一方、国を信じておらず、平気で人を騙す国民性。軍事国家で、以前の日本の二の舞になる可能性もある。(軍が独自で行動)また女性は産まずに中絶する動きもあり、男性の割合が多い。袖の下も日常茶飯事。色々な問題を抱えている。2012/03/28
hatagi59
1
戦後の中国のネガティブな面を知るには良いと思う。毛沢東、偉大過ぎるわ。戦争屋さんなだけなんだろうな。2013/02/10
emscri
1
ちょっと過激な目線な気もするが、事実といえば事実なのだと思う2008/06/27