内容説明
九州のある広域ヤクザ組織との十年間にわたる交流をもとに、描かれたアウトローたちの世界。ここには派手な抗争劇もなければ、ヒロイックな任侠の物語もない。あるのは、悲しくなるほど不器用な男や、群れていないと不安な寂しがり屋、体を張るしかない者…、そんな市民社会の外でしか生きられない男たちのありのままの姿だ。著者自身の体験のすべてを注ぎ込んだヤクザ取材の集大成。
目次
第1部 ヤクザと暮らした日々(田舎町のさびれた駅で、ヤクザを待っていた;三尾組事務所の奇妙な同居人たち;潮の香りのする男と出会った;姐さんと呼ばれて;ヒットマンは電話恐怖症;正月はヤクザのアパートで;航空チケット大騒動)
第2部 極道ノイローゼ(ヤクザたちの新年会;バクチ旅行;足立若頭の人生でとっておきのドラマ)
第3部 ヤクザに死す(首領の逆鱗に触れて;組長は覚醒剤中毒;奇妙な盗難事件;破門;幻のダルマ船)
著者等紹介
安田雅企[ヤスダマサキ]
東京都出身。都立小山台高校・明治大学仏文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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