内容説明
パチスロ唯一の必勝法は「最高設定6の台を打つ」こと。この裏情報を元に、パチスロコンサルタントとして、毎月百万単位の売り上げを誇る東。ある日、東の会社が流している情報が、他からも漏れていることが発覚する。東は、部下の和泉に調査を命じ、情報漏洩のからくりを探らせる。一方、財団法人遊技機審査協会の二宮は、公金もジャブジャブ使ってしまう博打狂い。競馬の予想情報会社とノミ屋をやっている橋本は、借金を踏み倒そうとしている二宮に、カジノでの儲け話を持ちかけるが…。三者三様の思惑は交差し、欲が欲を呼ぶ。一億円の払い戻しをかけた最後の大勝負は、天下のJRA、GIビッグレースが舞台に。
著者等紹介
ハセベバクシンオー[ハセベバクシンオー]
1969年、東京都で生まれ、神奈川県川崎市で育つ。獨協大学経済学部卒業。『ビッグボーナス』(宝島社文庫)にて第2回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2004年デビュー。現在、某外資系CDショップにてアルバイト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むーちょ
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この本の著者が書いた『ビッグボーナス』の後編とも取れるべき一冊。今回はミステリー的要素はなく、ギャンブルにはまった男がどのようにして転落した人生を歩んでいくか。またギャンブル業界やその周りはなにも信用できないのか。そんな心情を様々な登場人物の視点から描いている一冊。カイジが好きな人なら絶対楽しく読めると思う!2011/05/03
kiji
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ギャンブル好きなら楽しめます。競馬ネタはぶっ飛びすぎで笑えました2010/02/20
ender-san
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色々惜しかった。読みやすさはいいと思うんだけど。2009/11/20
聖月
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◎本書は、同じパチスロ業界を扱った『ビッグボーナス』と背景が重なる部分もあり、シリーズ第2弾と位置づけることもできるが、まったくの単独作品として読んでも全然構わない。またパチスロだけじゃなく、競馬、バカラなども重要なファクターとして登場するので、競馬に勝ちたい、バカラに強くなりたいという人のお守りにもなるかもしれない。まあ、ならんと思うけど(^^ゞ2006/08/07
氷高
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「ビッグボーナス」と間違えて手に取った。パチスロ・バカラ・競馬と、私には未知のギャンブルの世界満載。こうしてズブズブと嵌っていくのか… L.2024/08/17
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