内容説明
一般的に、カスタマーセンターやお客様相談室といったクレームに対応する部署が取材に応じることはありません。通常けっして聞くことのできない、いろんな業種の話を丹念に集めたのが本書です。迫力のある事例が目白押しで、きわめて教えられることの多いものばかりです。
目次
大手電機メーカー営業所―“普通のお客様”が電話魔に変わるとき
食品・食材メーカー―クレームおばさんの自宅で見つけた「たかりの証拠」!
大手書店チェーン―オタクから、“せこい”大学教授まで、本屋に集まる困った面々
大手消費財(洗剤・化粧品)メーカー―不条理で理不尽な「迷惑消費者」のオンパレード
インターネット・プロバイダー―人の情報売っといて、ただですむと思ってんのか!
大手家電メーカー―金品工作を使うのは、どんなときか!?
旅行代理店―会社側に非があるのに、クレーマー化して損金を回収した営業所長
和食ファーストフード―定食にカエル混入!ネット告発で月二千数百万円の売り上げダウン
ファミリーレストラン―店員のミスや態度で揚げ足をとる、ただ食い・ただ飲みねらい
通信販売―通信販売の相談窓口は、まるで心理カウンセラー
テレビ放送―“テレビという隣人”しかいない時代の、電話の向こうの孤独な影
電化製品量販店チェーン―ルポ・パソコンの不具合を理由に上位機種との交換と損害賠償を要求するネット告発者
特別寄稿・法律の専門家が教える「クレーム」の処方箋―弁護士はクレームを、どうとらえているのか!?
特別寄稿・法律の専門家が教える「クレーム」の処方箋―はたして“告発的な行為”は、どこからが“違法”となるのか?
著者等紹介
川田茂雄[カワダシゲオ]
1945年東京都生まれ。都立高校卒業後、カメラメーカーに入社。製造部門、消費者相談室、各サービスセンター所長を務め、多くのクレームを解決する中で消費者問題の大家とも対決、以後、友好関係を築く。2002年に退社。現在「クレーム処理研究会」を主宰。各企業のCS指導、講演活動を行なっている。2003年に上梓した『社長をだせ!実録クレームとの死闘』(現在、宝島社文庫)はベストセラーとなり、テレビドラマ化もされる
森健[モリケン]
ルポライター・ジャーナリスト。1968年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、週刊誌や月刊誌の記者を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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