宝島社文庫<br> 名前のない女たち〈2〉企画AV女優19人の人生

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宝島社文庫
名前のない女たち〈2〉企画AV女優19人の人生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 438p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796649070
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

雑誌の表紙を飾ったりTVに出演したりする「単体」と称されるAV女優に対し、名前すら出ることのない「企画モデル」と呼ばれる女たち。セックス、人生、夢、希望…何が普通かわからない混沌とした世の中で、人前でセックスするのはコンビニのバイトと変わらないという彼女達の価値観はどのようにして生まれたのか?現代を生きる女たちをリアルに描いた大好評ノンフィクション第二弾。

目次

AV女優だった過去を後悔する女―京野真里奈
母親に売られた女―市橋さやか
夜逃げした女―はらだはるな
キモチ悪い女―魅梨
リストカット女―りん。
借金をカラダで返済する女―桜希のあ
自殺未遂する女―幸恵
妊娠七ヶ月でAVに出る女―井上愛
中国マフィアに追われた女―古河由摩
十六歳で二千万稼ぐ女―ケイコ
淫乱女―水野礼子
オタク女のその後―木下いつき
金の話しかしない女―黒木美優
無気力な女―岡野美憂
飯島愛になりたい女―相沢夢
お嬢様だった女―ミュウ
結婚式の翌日にAVに出た女―沢田加奈
少年院帰りの女―姫川麗
四十過ぎで風俗勤めの女―マキ・結木明日香

著者等紹介

中村淳彦[ナカムラアツヒコ]
1972年、東京都目黒区生まれ。専修大学経済学部卒業。アダルト系編集プロダクションを経て、フリーライターとなる。週刊誌からサブカル誌、マニア系エロ本まで、数多くの雑誌に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ありちゃん@道東民

51
まさに、女性の性と生のルポでした。たまたまブックオフで目について100円ならいいかなって思ってなんとなく買って読んでみた所が正直な所でした。アダルトビデオの世界に飛び込んだ女性達のインタビューがメイン。理由は様々だけど、根底は同じ。母親に売られたように風俗に身を落とした女性がいたり、そうかと思えば、親御さんの借金を返してあげたくて頑張る女性もいたり、性を売りながら「生きている」。だが、今は、女優志願者も多く、激安のギャラで出演することになる。私は、女性だからか、ただ、哀しいと思ってしまいました。2016/04/05

ジョニーウォーカー

11
―けっこうビデオ出てるんだ?「スカトロとか」 ―休みの日とか何してるの?「スカトロー」 ―このまえ現場で酷い目にあったんだって?「すごい楽しかった」 ―楽しくないでしょ。監督に殴られたんでしょ?「うぅん。スカトロした。すごい頑張ったから」……もうコミュニケーションが成立してないし人間自体が壊れかかっている。妊娠7ヵ月でAVに出る子、結婚式の翌日にAVに出る子…そりゃ個人の人生だからどう生きようと勝手かもしれないが、それでも思わずにはいられない。ねぇ、なんでそんなに馬鹿なの?2010/01/27

小鈴

5
単体ではなく企画もののAV女優のインタビュー集。AVインタビューものとしては永沢が有名だが、私は変な感情移入(オヤジ的な同情心)がない分、永沢よりも著者のインタビューの方が好きです。著者とともに彼女達の人生を本という形で消費する。しかし、このインタビュー順はどうだろ?四十過ぎの風俗勤めの女をラストで飾ったのは甘っちょろくないですか? 構成は1の方がよい。2009/06/23

たわし

3
ブランド品を持っていて生意気だからという理由だけで、一般人を誘拐し車で足を潰したような人までも、最終的には金のために体を売るという驚愕の事実。2012/10/18

まーしゃる

2
順序は違えどシリーズ4冊を全部読んだ。相変わらず悲惨な話ばかりでさすがに食傷気味。でもどこまで真実かは置いといて、やはり読んでいて面白いので、そのうちまた興味が出たら新シリーズも読もうと思う。2015/03/26

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