内容説明
年をとることが肉体的な衰弱とイコールと考えられていた時代は終わった。肉体の衰弱、つまり「老化」は、病気と同じく医学的に原因のあることだった。本書は老化要因に対応する「抗加齢=若返り」の方法を、初級から上級、さらにプロ級にいたるまで、医者の立場、しかも日々実践している者の立場から、詳しく解説したものである。21世紀の健康医学は本書から始まるといっても過言ではない。
目次
第1章 アンチエイジング・基礎編(なぜ歳をとるのか。「加齢」の正体とは?;若さの度合いをメディカルに測定する ほか)
第2章 アンチエイジング・実践編(若返り作戦―実践に入る前の準備編 知っておきたい自分の体の状態;若返り作戦―初級編 「水を飲む」「たくさん寝る」「寝る前のストレッチ」こんなシンプルケアで5歳は若返る! ほか)
第3章 アンチエイジング・年齢別サバイバル編(20歳代のサバイバル;30歳代のサバイバル ほか)
第4章 アンチエイジング・意識改革編(高齢者の間違ったイメージを改革する;パートナーや家族の意識改革をしよう ほか)
著者等紹介
坪田一男[ツボタカズオ]
1955年東京生まれ。慶応義塾大学医学部眼科教授。南青山アイクリニック手術顧問。1980年、慶応義塾大学医学部卒業。その後、日米の医師免許を取得、85年アメリカのハーバード大学に留学、87年角膜クリニカルフェロー卒業。1999年“角膜上皮のステムセル移植術”の論文を発表し世界に先駆けて体細胞ステムセル移植による治療を成功させたことで注目を集める。ドライアイ研究においても多くの論文を発表、各国で講演・指導にあたるほか、レーシック(近視手術)では、プロゴルファー(芹沢信雄、片山晋吾、中島常幸の諸氏ほか)やスポーツ選手の多くに執刀する。また、アイバンクの発展や医療情報の開示にも精力的に取り組んでいる。2001年、American Academy of Anti‐Aging Medicineの試験に合格し抗加齢医学の認定医となり、日本においては日本抗加齢医学会理事、雑誌『アンチエイジング医学』の編集長として健全なアンチエイジング医学の普及に本格的に取り組む
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