内容説明
スキャンダルはプロレスというジャンルの妖しい引力となっている。プロレスが光り輝いていた時代、プロレス界にはスキャンダルが満ち溢れていたのを見ればそれは明白だ。IWGPでの猪木の失神、タイガーマスクの突然の引退、前田VSアンドレ戦…。いったいあの事件の真相は何だったのか?それに思いを巡らすことこそ、プロレスの真髄だ。格闘技にはないプロレスの最高の魅力なのである。
目次
1 暗闘(スクープ・インタビュー1―新間寿「『アントニオ猪木監禁事件』監禁部屋での地獄の7時間」;スクープ・インタビュー2―佐山聡「新格闘技へ向かわせたコステロ戦と『あの一言』」 ほか)
2 強行(スクープ・インタビュー3―S.小林「国際プロレス離脱の真相とA.猪木戦の舞台裏」;1985年佐山聡の『ケーフェイ』出版―版元社長が全てを話す『ケーフェイ』制作の舞台裏 ほか)
3 暴走(1983年アントニオ猪木舌出し失神事件―失神したはずの猪木は深夜、病院を抜け出しどこに向かったのか;スクープ・インタビュー4―西村修「長州政権下での陰謀試合と新団体構想」 ほか)
4 嘲笑(1997年パンクラス船木・鈴木の対立―船木が鈴木に突きつけた“対立”というアングルとその真意;1978年エル・カネック敵前逃亡事件―藤波から逃げて運も逃げた…エル・カネック悲劇の新日史 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masaru Yamada
6
子供の頃から楽しませてもらったプロレスの裏側を宝島社がスキャンダラスな事件に焦点を当てて、あの時の真相は、、、と言うように裏側を紹介していく作品。まだまだプロレスは真剣勝負?それとも格闘ショー?と言われて、世間から白い目で見られていた時代。今の新日本プロレスの隆盛を見る限り、時代はWWEのようなエンタメ路線を支持していると感じる。時代は変わるが、長野県屈指の進学校が人気絶頂期のアントニオ猪木を文化祭に呼ぶ裏側のストーリーは、同じプロレスファンだけに胸が熱くなった!2022/09/10
ちくわん
4
「プロレス」の四文字で本を手に取る。表紙の写真(ハルク・ホーガンがリングサイドのアントニオ猪木にアックス・ボンバーをの放つ瞬間)から「失神事件」と推察、購入。一気に読んだが、やはりAI関係が多い。本書にもあったが、良くも悪くもスーパースター。それに比べてGB関連は少ない。時代的に本書のあとにスキャンダル発生か。いわんやJTは全くない。初めて知った「キラー・シクマ」とWWEの小史(1997-2003)は大変勉強になった。時代は流れるから人も、人と人のつながりが変わる。だから「プロレス」も変わったんだ。2018/01/28
Tak
2
押し入れから引っ張り出し数年ぶりの再読。プロレスの歴史の勉強している感じ。名前が出ているレスラーも沢山亡くなってしまったな〜 2020/01/15
のげぞう
0
プロレス界に起こった色々な事件について各人が書いたもの2017/01/04
廿五里
0
プロレスファンだから読んだ。それだけ。