内容説明
ビートルズもまた、「俗」なるがゆえに時代の寵児となりえた!「キリスト発言」「パクリ騒動」「サージェント・ペッパーズ秘話」「ポール死亡説」「ドラッグ事件」「解散劇」…。彼らをめぐる神話化したエピソードの数々を「天才」ゆえの偉業として語るのではなく、あくまで「俗人」ゆえの「演出」「遊び」「アクシデント」として捕らえ直したとき、また違った意味で彼らの真価が見えてくるはず―。
目次
第1章 “人間”ビートルズ
第2章 ビートルズの環境
第3章 曲作りの真実
第4章 ビートルズと演出
第5章 ビートルズと映画
第6章 ビジネス面でみるビートルズ
第7章 社会を騒がせたビートルズ
第8章 解散、そしてビートルズとは…
著者等紹介
小島智[コジマサトシ]
音楽評論家。学生時代から日本のロック関連のミニコミ編集やイヴェント制作にかかわり、80年代半ば、月刊『ミュージック・ステディ』の編集長に。以後はフリーで、音楽雑誌などに執筆する傍ら、イギリスのインディー系アーティストのコーディネイションを勤めたことも。渡英経験が豊富
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感想・レビュー
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てぃぽ
1
ビートルズのことを少しは知ってる人向け。全く知らない人が読むには省略箇所と主観が入り込み過ぎている。「人間ビートルズ」というだけあって、個人にフォーカスした内容だった。暇つぶしのつもりで手にとったが…まぁまぁでした。2011/10/03
Masayuki Nakanishi
0
(346ページ) 陳腐なタワ言に響きかねない常套句がなく、まずは諧謔で始まり、音楽として完結しているから、ビートルズのナンバーはメッセージとしても有効に響いてくるわけだ。「レット・イット・ビー」や「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」を、われわれ聴き手が最後のメッセージと受け止める…2011/08/20