内容説明
愛人と海外へ渡った「人生リセット派」の男の話もあれば、一等を当てた妻から一方的に離婚を言い渡されたエリート・サラリーマン氏の話もある。街じゅうが一等賞当せんを噂するある実業家は「まったくのデマ」と迷惑げに話を否定した。真偽はともかく、職場や地域社会で囁かれる「宝くじ」をめぐる噂を拾い上げ、「高額当せん者」の数奇な運命と、奇妙な噂の成立過程を追う。
目次
第1話 外出恐怖症
第2話 共同購入
第3話 当せん者の鑑
第4話 ささやかな幸せ
第5話 逃避行?
第6話 宝くじ離婚
第7話 転落の図式
第8話 デマ!?
第9話 ホームレス伝説
最終章 宝くじはなぜ、フォークロアなのか?
著者等紹介
岡崎昂裕[オカザキタカヒロ]
1960年(昭和35年)熊本県生まれ。大学中退後信販会社に13年間所属し、債権回収を担当したが突然退職、調査会社(探偵事務所)の調査員となる。2000年、『失踪する人々』(小社刊)でライターデビューし、翌年9月、『依頼者』(幻冬社刊)で小説家デビューを果たす。現在、夕刊フジなどに寄稿
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
higurashi_jp
4
当たった人は不幸になる話しばかりだが俺は当たっても狂わない自身がある。2017/07/26
KomaSs
2
宝くじ高額当せん者のその後が気になって購入一冊。 タイトル通り、高額当せん者のエピソードが垣間見ることができるのだが、どうやらそのエピソードは本人からではなく他人から聞いたエピソードがほとんどだということから、信ぴょう性は少し薄い(筆者も明記している)。 本書でのエピソードはどれもちょっと不幸な話になっていて、やはり宝くじは当てるのではなく、当選金額の使用用途を妄想して楽しむものだと思ってしまう。 しかし、高額当せんすると不幸になるのではなく、しっかり向き合えれば非常に喜ばしいことなのである。2018/06/17
あきら
2
高額な宝くじが当たった人の話や当てるためのテクニックが載ってるかなーと期待したが、残念。今後、一発中てた時にどうすべきかのシミュレーションが多少できたからいいかな。2015/12/09
taverna77
1
他の投稿者と同じく、やはり物足りない読後感が否めません。おそらく、本当に1億当てた人は、この本に書かれてある想像をはるかに超えた心の渦があるはず。想定内の話を書いている限り、この手のルポタージュには心を動かされません。2016/10/06
ととろ
1
【ブックオフ】本当のお話かと思えば、う~ん・・・信じるのも信じないのもそれぞれ。 2015/10/23
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