内容説明
古物商は三日やったらやめられない!その人間くさい世界がいま、個性豊かな文章で描きだされる!ガラクタの中に眠っている!住宅の解体や遺品の整理から発掘される「お宝と人間」のドラマ。
目次
ドヤ街の朝市は、まるで異人たちの饗宴のようだ
快適なホンダタクトがたったの三千円で買えた
古い工場の解体現場には貴重な「芸術写真」が残っていた
廃業した料理屋では大漁のあまり欲ボケして逸品を逃した
二千円で買った段ボールいっぱいのドーナツ盤が二万円に!
ゴミと思って引き取った20本のレンズがお宝だった!
店を持たずに商売しているプロもいる
銭湯の解体現場に飛び込んで古い映画のポスターをゲット
「二千万つぎこんだ」哀しいガラス作品の物語
火事場のバカ力で手にしたJBLのスピーカー〔ほか〕
著者等紹介
羽深律[ハブカリツ]
1948年東京人形町生まれ。横浜国立大学卒業。東京海上火災を経てJICC(現・宝島社)入社。「月刊宝島」編集者時代に小説新潮新人賞受賞。その後フリーとなり、書籍の編集や週刊誌のライターなどをおこなう。現在は江東区西大島で古物商兼出版社大気舎を営む。著書に「質屋の知恵袋・平成売物図鑑」、訳書に「現代語訳・南総里見八犬伝1~6」がある
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