内容説明
’92全米出版界に一大旋風を巻き起こした注目の書。ソローの遺稿が130余年の歳月を経ていま甦える。死に先立つ数年、ソローにとって森は読まれるべく待っている一冊の本だった。そして彼は読んだ。ソローにしかできない読み方で。
目次
リギタマツから森が始まる
リスによるリギタマツの種子散布
ストローブマツの球果から森になるまで
アメリカツガ、カラマツなどと鳥たちの飛来
カンバ類の果鱗と風と鳥
水辺に生える植物の種子散布の仕組み
ニレとトネリコとハト
ヤナギとポプラの神話と文学の水脈
砂粒ほどの種子が大木に育つ不思議
重い種子―サクランボと鳥の共生の仕組み〔ほか〕