内容説明
さんぽにでかけたレオンのきいろいぼうしを、いじわるなかぜがとばしてしまった。おきにいりのぼうしなのに、なんてこった。レオンはぼうしをおいかける。はしって、じてんしゃにのって、タクシーにのって。それでもぼうしはつかまらない。ひこうきにのって、せかいいっしゅうちょうとっきゅうで、ふねや、バスで、どこまでもおいかける。レオンはぼうしにおいつけるかな…。ユニセフ‐ボローニャ・ブックフェア賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
13
風に飛ばされた帽子を追いかける大冒険。帽子ひとつでこんなに緊迫感のある絵本です。でも、同じ帽子があちこちの空を飛んでいるのかも。2018/03/06
遠い日
9
飛んでったお気に入りの帽子を追っかけて、どこまでもどこまでも。ほとんど世界一周するかのような勢いだったが、やっとレオンの頭に戻った。と思ったら、あれれれれ?また誰かが同じような目にあったのかなぁ。2017/05/18
猿田彦
3
家から出てすぐにレオンさんの黄色い帽子は風に飛ばされた。走ってだめなら、自転車に、まだまだ追いつかない。タクシー、飛行機、超特急、船、バス、カヌー、馬、気球、電車と次々乗り換えてやっと手元に戻ってきた。乗り物を次から次へ変えていく度に、私の読むスピードもだんだんと速まり、6歳の孫はぼうしのゆくえがだんだんと気になってきました。緊張が高まったところで、レオンの手に無事帽子が戻り、心底ほっとしていました。2023/11/17