内容説明
資源と環境の物理学の立場から、これまで誰もが「地球にやさしい」と信じてきた牛乳パック回収運動、ゴミの分別収集、自然食運動などにいかに多くの嘘があるかを明らかにし、環境問題を解決する新しい道を提示する必読の一冊。
目次
プロローグ みんながエコロジカルな生活をすれば、ほんとうに地球は救えるのでしょうか?
第1章 牛乳パックはゴミ焼却場で燃やそう!
第2章 リサイクルも環境を汚染する!
第3章 自然を豊かにする、本物のリサイクルはどこにあるのか?
第4章 分別収集運動でゴミの捨て場が枯渇する!
第5章 恐るべき毒物・有機塩素と放射能をどうするか?
第6章 自然食だけでは偏食の害でからだを壊す!
第7章 炭酸ガスによる地球温暖化説には政治がらみのインチキがある!
第8章 どんな科学技術でもエネルギー問題は解決できない!
第9章 エコロジー運動は個人の倫理から社会の倫理へ
第10章 環境問題に「毒物等物品税」を導入する
終章 未来の世代への責任を果たすために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫丸
12
リサイクルは楽しいのが面倒なところである。ウチでも紙は裏側も使い、さらにB5とA4の2種類に分けて、それぞれが厚み50cmほどになったらヒモで縛って木曜の資源ゴミに出す。冊子タイプの場合はホチキスが外せるものは外す。そのための専用の金属ツメみたいな道具も買った。一連の作業が楽しい。Amazonの過剰包装のおかげでダンボールもすぐに貯まる。貯まっていくのが楽しい。理屈の上では古紙リサイクルが無意味であることはわかっている。つまり趣味としてのリサイクル。これが従来の回収業者の息の根を止める所業だとしても。
ochatomo
3
リサイクル困難なラミネート加工パルプ(牛乳パック)等が作られていることが問題で、それを経済外行為で解決した気分になっている現状を間違いとする リターナブル瓶の宅配駆逐と古紙回収のリサイクル産業へも悪影響を与えている 地球温暖化問題は原子力発電の斜陽化に困ったフランスが積極的にとりあげた 会話文での質疑で読みやすく、著者専門のエントロピーについても具体例でわかりやすかった 知ることで視点の広がりを持てる 1992刊 文庫化1999年 新書化2007年2018/05/28
yamakujira
0
リサイクル、ゴミ分別、地球温暖化など、環境保護問題の欺瞞をあばき、真相にせまる。いいことしてるつもり、じゃダメなんだ、物事の裏を考えなければ。 (★★★☆☆)
モカちゃん
0
所々、納得できる所もなくはなかったが、所謂似非科学本か?2020/06/22
かきたにたくま
0
いいこと書いてるけど極論だったり誘導が露骨だったりしていて残念。2018/04/01
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